SPEED SPECTER / ANOTHER MASH UP feat. BLACK JACK | SEMBL

SEMBL

SEMBL


テーマ:

Tomoki Takacho
SPEED SPECTER / ANOTHER MASH UP feat. BLACK JACK
FUCKTORY REFUSE; February 7, 2016

先月、開催されたSPEED SPECTER / ANOTHER MASH UP feat. BLACK JACK
BLACK JACKは2012年からスタートしたLoud Style DesignSEMBLのコラボレーション・レーベル。

SPEED SPECTERとはLoud Style Designのクリエイター高蝶智樹のライブ・クリエイション・ツアー。
各地を旅し、ライブで作品を制作する。

そのツアーの一環として2月7日にFUCKTORY REFUSEにて開催されたSPEED SPECTER / ANOTHER MASH UP feat. BLACK JACK。
ANOTHER MASH UPは通常のSPEED SPECTERと異なり、フューチャーされたブランドのコンセプトやテイストを解釈して制作する。

今回のSPEED SPECTER / ANOTHER MASH UP feat. BLACK JACKでは方向性を示すワンメイクの制作が行われた。

本来であれば、新作に合わせた制作がされる予定だったのだが、
僕らがBLACK JACKの新作を用意できなかった為に、
予告編も兼ねたエキシビジョンとなった。

高蝶のクリエイション、BLACK JACKの新作を楽しみにしてお越しいただいた皆様、申し訳ございませんでした。

新作が間に合わない事情がありながら、今回のような開催となってしまったのは
私、MAKIOの責任です。
事前に相談しておけば、もしかしたら中止ではなく、違った形でのクリエイションというのも、可能だったと思われます。
ご来場いただいた皆様と関係者にご迷惑をかけてしまい申し訳ございません。



僕はエキシビジョン前日になるまで連絡をとらなかった。

そして、前日、中止ではなく、新作が出来上がっていない旨を伝えた。
高蝶はそれを受け止め、がっかりした感じだった。
前日の連絡、それでも、高蝶はもしかしたらという期待を持ってくれていたと思う。

翌日、会場であるFUCKTORY REFUSEに着くと、高蝶に「今日は緩くやるから」と言われた。
「食べますか?」と勧められたので、
高蝶のカレーをいただく。旨い。
どのような事情であれ、心遣いを忘れない。


キーマカレー風カレー

エキシビジョンの為、久しぶりにお客様にも開放されたFUCKTORY REFUSE。
現在はまだ、改装途中との事。


高蝶がメタリカのベーシスト、ロバート・トゥルージロ(Ex.スイサイダル・テンデンシーズ)のインタビューの際に使用した斧も。

BLACK JACKのMEND PIECE ONE MAKE-TMEND PIECE-HOODIEMEND PIECE-STAND COLORを除くアパレル・アイテム。
うんざりして一時期(SEMBLでは)やめていた黒だったが、BLACK JACKではそれがメイン。というか黒しかない。(高蝶モデルのMEND PIECE SHIRTSのみ例外)
カットソーもデニムも古着を使用しているので、パーツ毎の黒の表情が異なる。
黒の豊かさ、黒と一口で言っても単純ではない。
心象。



13時にオープンし、一人、二人と、お客さんが到着するも全く始まる気配のないクリエイション。
なぜ今日はこんな緩いのか?の説明がされた時には既に16時前だった。

説明をする事で自らが置かれている状況を再認識した高蝶は、こんな状況でクリエイションをやらないといけないのか?という気持ちが強くなったと言う。

そもそも新作が間に合わなかったのは僕なのに、
高蝶のエキシビジョンとはいえ、状況の尻拭いも自分次第とは割に合わないと思うのは当然の事。

また、高蝶の胸の裡で、当分アクセサリーとしてのシルバーは制作しないとしていたBLACK JACKに於いて、パーツをつけるべき本体がないのは実際問題、制作が不可能という状況だった。
(BLACK JACKとしての単体アクセサリーは2014年1月12日のライヒスマルクをベースにしたArmed And Readyが最初で最期という事になる。)

BLACK JACK : THE TERRITORY : 2nd After
http://ameblo.jp/sembl/entry-11876282590.html

昨年、2015年11月に高蝶と打合せ、そこで「セットアップが作りたい」との僕の意思を受け、十分に準備をしてきた高蝶が怒髪天にならなかったのはこちらでどうしようもない事情が出来てしまった為。
申し訳ない。
今となってはどうしようもないが、他にやりようというのはあったはず。

日帰りで遠方から来たお客さんが痺れを切らし、(当然だが、帰ったお客さんも)
何とかお願いしますと懇願して、やっとの事、高蝶が作業を始めてくれた。

1
2
3
4
5
6
7
8
9


制作したのは今後のBLACK JACKの予告編的なアイテム。
曰く「ファスナーの引き手」との事。



古着、つまりは元の持ち主にとって価値のないものとして認定された洋服を切り刻み、継接ぎによってつくられるBLACK JACKをイメージして作られたソレはベースになるシルバーパーツを金箔よろしく平たくしたシルバーの布で包み、破り(削り)を入れた「物」としか表現できない物。

以前にLAの展示会、INSPIRATION Vol.05 -But I like it!-に参加した際、出店していた古着屋のジャンクコーナーを見て二人とも気になっていたハンマーの形をしたペンダント・トップ(?)。
「面白いね」
「単に物だっていうのがいい」
高蝶がこの手のものが好きなのは意外だったというか、そこでまた彼のピースが僕の中で埋まった感じがあって、印象的な出来事だった。

今回の作品のベースもドリルとか工業用品のパーツを模したまさに「物」。
既製品でない既製品のパーツというのもFAKEのFAKEという面白さを感じる。

僕にとって役に立たないというのは洋服にも通じる大切な部分。

洋服が現実的、実質的な部分しかなければ、間違いなく洋服に興味なんか持たなかっただろう。
そこに自分自身が何かを自由に見出せるからこそ洋服は面白いと思ってる。

(高蝶のやり場のない怒りにより)制作には至らなかったが、ボタンの制作予告もあり、今後、BLACK JACKの制作への手がかりを貰った。

実は11月の時点での打ち合わせを受けて、僕の予想では、BLACK JACKはもっとただの「物」になると思っていた。
ただの「物」という表現は分かりづらいかもしれないけど、SPEED SPECTER / BACK TO THE PRIMITIVE -THE TERRITORY-で高蝶が制作したような「物」としか表現できない物の事だ。

BACK TO THE PRIMITIVE -THE TERRITORY- Jan 12/15'
http://ameblo.jp/sembl/entry-11976713201.html

何かを見出すのが面白さだとしても、ただの「物」は、正直、稀にしか価値を見出せる人がいないマイノリティで、更にそれにお金を出すとなるとマイノリティの中のマイノリティ、マイノリティのスペシャリスト。
故に商売には結びつきづらく、行き場のないスペシャル・クリエイションというわけだ。
しかし、通常のライン(高蝶ならLoud Style Design、BEAST HATEJU-ZO等)でないBLACK JACKなら…という思いを感じていたのだ。
ところが、実際はそれとは違うノリの「物」へのアプローチ。
うーむ、これもまた実に高蝶らしい。(どちらだったとしても高蝶らしいのだが)

正直、僕はただの「物」は好きなクチで、その思いは未だに強くあるのだが、「物」も何分、好きなクチでして。
ハンマー型の金属ボタンがついた古着なんか見つけるとテンション上がる僕としては「物」、楽しみです。

クロージングは(高蝶のやり場のないストレスにより)罰ゲーム(詳しくはSPEED SPECTERのブログをご覧ください。)となり、お客さんを含め人々にやり場のない、モヤモヤを与えたエキシビジョンは終了したのでした...

申し訳ございません。(MAKIO)



SPEED SPECTERのブログで今回の件に関して高蝶のコメントがございますので、そちらも合わせてお読みください。

仕込みもしないとね
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4647

きょーは何だろな………
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4649

BLACK JACKに於けるクリエイション・その1
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4650

BLACK JACKに於けるクリエイション・その2
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4651

BLACK JACKに於けるクリエイション・その3
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4652

BLACK JACKに於けるクリエイション・その4
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4653

BLACK JACKに於けるクリエイション・その5
http://speedspecter.jugem.jp/?eid=4654



HEATブログで今回の「物」についての紹介がございます。
僕もですが、Anjoもとても気に入っていた今回の作品、シルバーの世界ではどのように映るのか、感想等お聞きしたいものです。

ANOTHER MASH UP @ FUCKTORY REFUSE
http://www.h-e-a-t.net/news/event/7848/

SEMBLさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス