ZZR2号 フロントウインカーのLED化 | 風のストレンジャー

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フロントウインカーのLED改造

リヤ部分のLED化改造に続いてフロント部分にもパワーLED化を実施した。ZZR1号での改造法をベースにしてバージョンアップさせ、満足のいくウインカーユニットが完成した。早速7月には本家ZZR1号にも搭載している。(6月作業実施)

 

クリップここでは、橙色=オレンジ色 と解釈して進行していきます。

 

虹ワイドリフレクター化とオレンジ色パワーLEDの配置


ZZRシリーズのカウルデザイン一体となっているウインカーレンズを、全面を光らせるリフレクターのワイド化の改造、これもZZR1号で行っているが、2号ではもっと効果的に光らせるようにした。LEDも黄色から橙色のパワーLEDへと変更した。

 

カメラレンズの前面部分のみが光る構造の改造前の電球仕様のノーマルの状態

 

大きなレンズの一部には光がまわらないようになっていて、改造してくれと言わんばかりの箇所に見える(笑)。

このままでも真横へも光を確認できるが、広がればさらにアピールできるので、安全面においても有意義な改造だと思う。

この光らない部分には電球の光を前方に反射させるためのリフレクターと台座があるので、これらを撤去した後にも新たにリフレクターを設ける必要がある。ZZR1号でも、LEDを前方と横方向のそれぞれを配置するために歪な形状のリフレクターになってしまっていた。

 

うずまき今度のZZR2号では、大きく根本的に見直して、奥行きを持たせたリフレクターの底に前方に向けたLEDを配置して、横方面のレンズも光らせる。

 

カメラ完成した背面

 

元のユニットの枠部分のみを残しくり抜いて、アルミ板を曲げて作ったリフレクターを接着、そしてヒートシンクと回路基板のボックスを装着した。

 

カメラリフレクター内側

 

底面に2個を直列接続した橙色3WパワーLEDを配置、ウインカーとポジションを兼用させ、前方と側方へ光を飛ばす。

 

ZZR1号の時には、横方向へのLEDなど配置したが、2号では、少ないLEDで前方向へメインビームとしながら側方へも飛ばすことを考えて、このリフレクターの構造になった。

その結果、1号のLED3個から2個に減り、ポジション用として2個あったLEDも今回ウインカー用と兼用したので0個になり、結果も非常に良好だったので、よくもシンプルかつ効率的なものになったと自負している。

 

牛乳パックやジュースなどの空き容器の厚紙をザクザク切って折ったりして、リフレクターの形を具現化していった。それを型紙の展開をアルミ板に写して完成した。

 

カメラ切り替えボックス

 

ウインカー時とポジション時のLEDの切り替えを、定電流ドライバで電流を可変させてリレーで切り替える。ポジション時の明るさを中央のトリマーで微調整できる。

 

カメラレンズ用スプレーで適度なスモーク仕立て

 

オレンジ色は派手なので、光ってない時は目立たせない方がスマートに見えて落ちるつく。極力、輝度に影響が及ぼさない程度の濃さにした。

 

カメラレンズを装着してウインカーユニットの完成

 

出力もノーマルと同じ3Pカプラなので、これまでのポジション配線の電球のユニットと交換で動作する。

 

虹完成動画


一般的な平面のウインカーユニットと違い、ZZRのレンズは立体的で奥行きがある。そんな時は電球のように、光源を一か所にしてリフレクターを大きく活用した方法がベターで、パワーLEDの選択は正解だった。

 

リフレクターの拡大で、ZZRの大きなレンズを最大限に活かすことができようになり、今やバイクだけでしか見れなくなったオレンジ色のポジション灯は、インパクトが大きくて有効的だ。

 

拡大化したリフレクターにパワーLEDの配置が設定が功をなして、レンズ全体をきれいにカバーする光になった。 オレンジ色LEDの採用で法にある「橙色」の範囲のど真ん中になった。やはり黄色よりも赤みが増して鮮烈に感じる。

 

鉛筆ウインカーに使用した橙色LED
たまたま2か所から橙色のパワーLEDを入手できたので、ウインカー用として、フロントユニットには、比較して明るかったデュアルチップ仕様を割り当てた。どちらも共に600nmの波長を中心としたオレンジ色仕様。

 

虹まとめ


ZZR1号で行ったパワーLEDによる各ライトの改造も、これまで特に不具合も出ずに5年経過しても稼働している。ZZR2号も準じた方法でバージョンアップすることにして、前回のリヤのテール、ウインカーに続き、今回フロントウインカーについてもLED化が完了、満足する形に仕上げることができた。

 

他人の手に任せないパーツ交換などのメンテナンス作業もバイク弄りの醍醐味だが、今回のような大切な保安部品の灯火系を、車検こそないが車道に出ても通用するレベルにして、さっそうとそのバイクを走らせる充実感はこの上ないものだと思う。

 

12月に入り寒さも段々と厳しさを増していくが、冷える空気の中でもエンジンが淡々と継続し、ウインカーもキッチリと仕事をこなしくれて、本当に頼もしく感じる今日この頃。