リアカメラモニタ切替スイッチの改良 | 風のストレンジャー

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クリップ暗闇でもボタンスイッチの位置確認が容易になった。


桜故障がきっかけでバージョンアップ

昨年、ハンドル左に新たにスイッチを設けた。バックをモニタで確認できるスイッチを搭載したが、そもそも安全確認は振り返ればいいだけのお話し。ナビには外部入力端子が備わっていたのでその機能を確かめたくて装備していて、運転中振り返ることなく真後ろをそっとチェックできるミラー的な追加と考えればいい。

<スイッチLED部の故障>

いつの間にか、リアビューカメラのモニタを切り替える押ボタンスイッチの青色のLEDが点灯しなくなっていた。
切替スイッチ機能としては問題なかったが、LEDが不良になっていたことがわかった。とりあえずスイッチ部品を注文することにした。

<開腹のついでに改良を加える>

赤色LEDのサンキューハザード用のスイッチは、常時点灯して夜間でもボタンの位置がわかるようになっている。これは左手の親指の操作がウインカースイッチよりも遠いことによるもので、常時赤色LED点灯にすることで親指を伸ばすことも容易になる。

隣の青色LEDのリアカメラスイッチは、ボタンを押し込んでカメラ・モニタオンしたときだけLEDが点灯するようにしているが、やはりサンキューハザード・スイッチのように常灯が便利だ。配線を変えるだけでなので簡単だ。

しかしそれでは面白くない。
オンで「点滅」、オフで「点灯」にしてみようと思いついた。これならばスイッチの状態が一目瞭然になる。

<リレーを内蔵する>

スイッチの交換は、集中スイッチの取り外しは左ハンドルグリップを外さないと抜き取ることはできないし、配線もタンク下やらメーターへの接続もあり面倒くさいので部屋の机上での作業はできない。仕方なく庭でバイクでのハンドルに通したままで中腰で寒空の下での作業となった。このことが後々長引いてしまった作業の要因となる。


点滅回路と常時点灯回路を切り替えるためのリレーを内蔵した。スペース的にギリギリに収まった。ケース裏ブタを閉じるときに干渉するので、リューターでフタ側を若干削る必要があった。

<タイマーIC555の点滅回路>

今回追加した部品は、このスイッチボックス内ではなくてケーブルの端末部分でもよかったが配線が増えることになるので、リレーはスイッチボックスに内蔵できたが、もうスペースはないので点滅回路は絶縁テープに包んで、ハンドルとスペーサーの隙間にすっぽりと詰め込んだ。配線も短くて気にならない程度で済んだ。

右矢印 

<結局3度スイッチ交換するハメに>

結局、スイッチの交換作業は3度行い、足掛け2週間くらい要してしまった。途中、予備に赤色LEDのスイッチがあったのでそれを使うとか、常時点灯にして回路を簡単にしたりするなど妥協することも考えたが青色点滅にこだわった。

防水型照光式 オルタネートプッシュスイッチ MS-384L1#2 青

まず、1度目の交換作業。
スイッチを固定するためのコーキングもはみ出た部分を拭き取ったり気をつかった。乾くのに1日、2日置いてから配線作業。しかし配線ミスでLEDをとばしてしまった。

そして2度目の交換。
「あーあ、やっちまった」って感じで。予備分としてもう1個注文してあったので、コーキングも解体してスイッチ交換、そしてまたコーキング。また乾くまで日を置くことになった。

固まって再びの配線作業。正常動作も確認でき、いよいよケースの裏ブタを合わせたところでコーキングのシールとビス止め前の最終動作チェックでまたLEDをとばしてしまった。空中配線のむき出しの部分がショートしてLEDに12Vそのままが流れてしまったようだ。

仕方なくまたコーキング解体、また部品注文だ。(泣)
サトー電気への注文は、秋月電子やマルツパーツのようにフォーマットがされていないのでメールで自分で注文書を消費税まで計算して発注することになる。代金を日曜日にゆうちょ銀行ATMで送った場合、水曜日にゆうメールで届いたのでありがたい。

3度目の交換作業。
部品が到着してコーキング、2日置いてから配線。
ピンセットでぐらつきや干渉しそうな部分を広げたり配線チェックしていたところ、ショートさせてしまい、早速、例の未使用ACCヒューズを利用する回路が機能してACCヒューズをとばすことになった!
イグニッションオンになっていたことを忘れていて一瞬ドキッとしたが、一転して笑みがこぼれた。このような自作作業中のトラブルを想定してのACCヒューズ活用だったので。リアキャリアと右シートカウルの脱着も面倒には感じない(笑)

おかげでLEDには影響がなかったが、2度目の作業でCRDもダメージをくらっていたようで不安定動作をみせたので交換した。リューターでケースのハメ合わせがしっくりくるように調整、そこにも薄くシーリングしてからビス止め。

ちなみに、スイッチ固定には瞬間接着剤がスピーディーだとも思ったが、シリコンシーラント(コーキング)は素材は柔らかく「ねばり腰」がある。振動、防水にも強く、エポキシ系の瞬間接着剤のようにやがてポロっともげてしまうことはない。実際、ウインカー、テールランプのパワーLEDの固定でも熱・振動にも強いことは証明できている。

<いよいよ完成>

昨日2週間ぶりにやっと走行させることができた。スイッチ部のLED故障がきっかけとなって、今回のような常時点灯させるだけでなくオン時には点滅させて差別化を持たすアイデアが浮かんで、タイミングもよかったと思った。それがなかったら単なるスイッチ交換だけだった。


ACC回路のチェックもできたし、完成しての左ハンドルのボタンに赤と青が灯っての走行は楽しい。