ウインカー・イヤーモニター5 | 風のストレンジャー

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クリップそろそろグリップヒーターを使う季節になりましたね。

桜パンポットの定位ポイントの追加

前回は、ウインカー・イヤモニの「ピー」の発振音をステレオ的に左ウインカー時にはセンターと左、右ウインカー時はセンターと右へと定位を時間差で切換えることで、曲がる方向を音感で表わした。それまでの右や左に偏っていた音を、水平方向へのパンポット効果を簡易的に出してみたが、今回はそれに工夫を加えてみた。

ベルイメージ

センターから左または右の間の定位に新たにポイントをひとつ設けて、中抜けを減らして音の移動がスムーズに聴こえるようにしてみよう。



ベルポイント

旗ステレオのバランスコントロール・ボリュームをヒントに、ひとつの音源をセンターから左右につまみ操作するように、LR間の抵抗値を変化させて定位を変化するようにする。
旗その設定した抵抗値を時間で切換えるのに、用途違いであるが、バーLEDのウインカーインジケーターの製作で用いたLED点灯制御用IC「CDT7350-2」を使う。

合格抵抗値は、左右間の比率を考慮して実測して割り出した。
今回はタイマーICは使用せず、バランスつまみをひねって操作に相当する行為は、時間とスイッチの移動なので、これを満足するようなものとして、以前製作したバーLEDの増加効果やギヤインジケーターの0の数字のセグメントをぐるぐる回すような効果を出すのに使用したLED用フラッシュICを思いついた。

ウインカーインジケーターではバーLEDのためにフラッシュICの出力に15mAのCRDを接続しているが、小型リレーと同じ電流ではないかと思い、実際接続してみいるとトランジスタなどのドライブの必要なく動かすことができた。
各出力が移動する設定にすれば、次々とリレーが切り替わるようになる!
抵抗器を切り替えて音の定位を移動させることができたが、本来の使い方ではないのでお勧めはできない(笑)

ベル完成

走行チェックの度に修正を加えたので汚い。試作が本番になるのだ(笑)



左側基板<LED制御ICとタイマIC>

 IC555で作った発振音を、左右チャンネルに割り振った二つの制御ICでスイッチングする。本来のLEDのための速度VRは、パンポットの移動速度の調整用になる。
 バイクの12Vがエンジン回転数で13や14Vなどに変化するが、この変動がIC555の発振音にも変化を与えているようで、走行中のウインカーは音程がぶれて宜しくなかった。そこで、レギュレターICの7805で5Vに落として安定化した電圧を555の回路に供給するようにした。念のため入力、出力側とも大きめの電解コンデンサをはさんでおいた。これで改善できたが、机上のテストで異常なくてもバイクに実装してみてから判るいいサンプルになったのかも(笑)

右側基板<リレー回路>

 パンポットのための各定位を抵抗器を組んで作っている。
 スイッチICなどで作れば電気的リレーとなっていいかもしれない。
 他はナビとウインカーイヤモニの音声切替用リレー。

 <ケース>

 100円ショップの
 上下の両面が開くケースを加工して利用。
 たぶんピルケースか小物入れ用ケース。
 


 今までの分散していたケースをまとめて、

 裏面にはリヤウインカー兼用の
 ストップライトのタイマー基板を内蔵した。
 3秒ブレーキ踏みっぱなしで
 サブストップライトが自動消灯するやつ。


 <設置>
 
 シート下に置いてギリギリの厚み。


ベル感想

センターから左右の端まで水平移動の効果が出るようになり、今までのセンターと左右だけのポイントによるパンポットとは違い厚みが出るようになった。

スイッチングによる数点の定位ポイントの切替であるが、「ピー音」のわずかなパンポットや屋外でのヘルメットの環境下では十分。
最適な定位を作り出すための抵抗値の細かい絞り込みや、このICにはICは6つの出力があるので更に細かくポイントを増やせるが、必要ないと思う。

ボーカル音声のようにセンターに定位があるのが一番強い。また、1回目の製作の左右それぞれのチャンネルでは、右の端っこ、左の端っこで鳴っているような遠いイメージの定位になってしまい楽器のようでもある。
なので、今回その中間の定位のポイントを設けた効果は大きく、もしパンニングさせず、この「ななめ45度」に定位を固定したとしても、いい感覚になるように思えた。 

とにかく、アナログ的試行であるが、いわゆるウインカーブザーが耳元でモニターされるようになり、ステレオでパンニングするまでに至ったという一連の工作になった。