CASIO Privia PX-110
ハードオフにてジャンク購入(6月28日)
譜面台、ACアダプタ、スタンド、イス(スタンド、イスは非純正品)付属
各スイッチ、出力端子等も動作異常なし
キータッチで
弾いた時の機械音が多少あるのはこのグレードや製品の元々の特性でもあるようだが
それでも「カチャ」音で、正常な「コトッ」だけでなくあきらかに耳障りに感じた
分解して原因を探る
白鍵と裏側のオモリに繋がるホルダから引っ剥がす
裏側のオモリ
オモリの頭
オモリの頭が白鍵の穴に入って、タッチが伝わる構造
つまり、この部分がバイクでいう車輪とハブダンパーの関係と同様に
直接駆動を伝えずにクッションをはさんでいるようだ。
この部分のダンパーの一部となるグリスが十分でないと摩擦で異音が発生するので、グリスアップする
写真では上側が鍵盤のガイドとなる部分、下側がオモリ頭部分にそれぞれシリコングリスを塗る
別角度で。全ての白鍵がからむキーに施す
閉じたところ
支点となる部分のグリスはこのままで大丈夫なようで
ダンパー、ガイド部のような可動範囲が大きい部分ほどグリスを消耗していることがわかった。
これで、いわゆるダンパー部分からのカチャカチャ音は見事になくなり
構造にもよるが、中古のキーボードには有効な修理法でもあるようだ。