学校で習う科目は様々であり、中学生ですと9科目(英語・数学・理科・社会・国語・音楽・美術・保健体育・技術家庭)となります。
そしてその中でも「国語」は、他の科目に比べても勉強のやり方に少し特殊な部分があると考えます。
今日から数回に分けて、国語の特殊性について書いていこうと思います。
今日はその1つ目。それは「反復」の効果についてです。
国語以外の科目では、「繰り返し練習する」のが勉強の基本姿勢となります。
一番分かりやすいのは数学でしょうか。問題を考えて、分からなかったり間違えたりしたら、その後同じような問題を繰り返し練習して、徐々に能力を高めていくのが定石です。
英語でも、単語を覚えるのに最も大切なのは「繰り返し覚え作業を行うこと」です。
しかし国語は、漢字覚えはともかく、読解問題は、一度答えを見て、解説を読んで理解したら、それでその問題の役目は終わってしまいます。
同じ問題をもう一度やっても、ただ覚えている答えをなぞるだけで、そこでの能力向上はまず考えられません。
ということで国語の読解問題は「初見の問題を考えて、解説を一度読む」までが勝負です。
となると、国語の問題は、他の問題に比べ「1問にかなり慎重に、時間をかける」必要があると考えます。
素早く何度も反復練習する他の科目とは時間の使い方が真逆と言ってよいですので、国語を勉強するときは態度を切り替えて学習するように心がけましょう。
【注】
反復(はんぷく):繰り返すこと。
定石(じょうせき):囲碁で、最善とされる決まった打ち方。転じて、物事を処理する時の、決まった仕方。
なぞる:すでに行われた事実や書かれた文章などをたどって、再現する。
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