はじまりは600年前。韓国最大にして最古の市場。 | なま声:韓国旅行情報

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植民地時代には日本人の資金源に。

韓国の国宝第1号、崇礼門(スンネムン)は都の南側に位置することから南大門(ナンデムン)と呼ばれ、都城の内外を行き来する人と物でいつも賑わっていた。
南大門のすぐ東側に位置する南大門市場(ナンデムン シジャン)の歴史は韓国の市場の中で最も古く、今から約600年前の朝鮮王朝時代に遡る。1414年に南大門の丘に政府が貸し出した店舗を中心に商圏ができたのがその始まりといわれ、1608年には生活雑貨の調達を管轄する宣恵庁が南大門市場の近くに建てられ、全国各地の穀物や青果などの特産物が取引され、本格的に市場としての役割を果たしていた。



日本の植民地時代になると、南大門市場で暮らしていた大部分の商人たちは日本の商人と親日派の権力者によって市場から追われ、1922年に南大門市場全体の運営権を日本人が握ると、名前も中央物産市場に強制的に改められた。ちなみに、このとき南大門市場から追い出された韓国人商人が民族資本形成を目指してつくった新しい商圏が、今の東大門一帯である。

独立後1963年には、南大門市場の商人、地主、建物主などが参加して南大門株式会社を設立し市場を運営、現在の法人管理体制へと繋がっている。


伝統市場の危機。社会環境の変化への対応は…。

現代の韓国の経済成長と社会環境の変化は、南大門市場にも影響を与えている。

ここ何年かで急激に増えた市場内の大型店舗は、在来の他店との熾烈な競合を招くこととなった。
その上、市場よりもきれいなデパートやショッピングモールへと客足は流れ、そこに追い討ちをかけるようにオンライン・ショップの急成長。消費者の買い物のスタイルは確実に変わりつつある。

新しい局面を迎えたこの時代をどう生き残るか、韓国最古の市場、南大門市場の今後の大きな課題でもある。