ありのままの自分でいたい、他人軸から自分軸にシフトしたい、周りの顔色を伺わずにラクに生きたい、好きなことをしたい。でも、好きなことをして周りから否定されるのが怖い。失敗するのが怖い。自信がない。



そうやって動けなくなってる人。苦しいよね?わかるよ!なぜなら、私がそれで悩み続けてきた人間だから。




毎日孤独で寂しくて一人ぽつんといる感覚から抜け出せない。愛されたくて、必要とされたい。だから嫌われないように相手に気を遣うようになる。



そんなふうに毎日を繰り返していると、そのうち無意識に相手の顔色を伺って相手の欲しそうな言葉を探すプロになる(笑)



それで期待した反応が返ってこないと、不安になり、いちいち一喜一憂する。そうやって周りに振り回される自分が惨めで自己否定の繰り返し。




そんなある日、無意識に本当の自分を奥底に閉じ込めていた私は、パートナーや周りの人にこんなことを言われるの。



「ともちゃんて、人当たりが良くて社交的でいい子だけど、本性が見えない。」


「ともちゃんの好きなことや好きなものがわからないし、なにを考えているのかわからない。」




本性?本性ってなに?本当の自分?隠してるつもりはないんだけど。むしろ、私のことを引き出せないアナタが悪いんでしょ!と逆ギレする始末(笑)



一生懸命に頑張ってるのに、わかってもらえないと感じて、悔しくて、とことん落ち込んだ。



それに追い討ちをかけるようにしてパートナーとはサイレント期間に入り、ますます孤独を感じた私は肉体的にも精神的にも病み期に突入(笑)



「このままじゃ嫌だ。どうしたらいいんだろう。なんでこんなに頑張ってるのに必要とされないんだろう。」と心理学や脳科学、自己啓発本や哲学を学ぶ毎日。




そもそも、本当の自分をさらけ出せないのは「ありのままの自分では嫌われる」と思い込んでいるから。そして、もっと本質的なことを言うと「嫌われても大丈夫」だと思えていないから。



どんなに好感度の高い芸能人でも万人には好かれない、と頭では理解できる。でも自分に置き換えると難しい。



自分の価値というものは他者評価で決まると思い込んでいるから、嫌われることに物凄く抵抗感を覚えるの。簡単に言うと、自分で自分のことを条件付きでしか肯定できていないってこと。



なんでここまで嫌われることに恐れを抱いているんだろう?自己肯定感が低いから?親から愛されている実感が持てないから?この孤独感を癒すにはどうしたらいいの?



色々な情報を漁って、深掘りして、考えて考えて考えて。インナーチャイルドの癒しや孤独との向き合い方、マインドセット、ジャーナリング、片っ端から乗り越え方を探した。



そして辿り着いた答え。それは、自分が自分の人生の主人公ということを忘れていたということでした。



私が最もイメージできたのがゲームの世界。画像でいうとこんな感じ。







昔のゲームボーイ世代の人はすぐわかると思うんだけど、画面上の主人公は基本画面の真ん中にいるの。当たり前だけど(笑)



ゲームの中の主人公は常に中心にいて、移動しようとすると、主人公ではなく周りの背景が動くの、わかる?






そう。あなたの人生というゲームの世界では、あなたは常に画面の中心にいて、動くのはあなたではなく周りの背景なの。どんなにあなたが移動しても、あなたが画面から消えることはないのよ。



そしてあなたの周りにいる、職場の上司や後輩、彼氏や彼女、旦那や奥さん、親や子供、どんなに身近な人達でも、あなたの世界では登場人物AやBやCにしかすぎないの。



私は、毎日頭の中で「画面の中心にいる自分」をイメージして過ごすようにした。移動するときも、私が常に中心にいて周りの環境が移動するというイメージ。



そうすると、ある変化が表れたの。それは、前ほど人に嫌われたくないという恐怖がなくなっていったこと。



どんなに私を嫌いという人が現れたとしても、私の世界では私ではなくその人が画面から消えていくだけ。私は常に画面の中心に存在している。



登場人物Aが何を言ってきたとしても、その人に合わせて自分を押し殺す必要は一切ない。どんなに強敵でも四天王でも伝説のキャラクターでも、私の世界ではただの登場人物。選択権があるのは自分だ。



自分を中心に置くことで、孤独感は錯覚だということ、嫌われたらダメだという概念がなくなる。



それを知ってから、あんなに抱いていた寂しさが嘘のように消えてなくなり、自分の世界をどのように創ろうかワクワクした。



ありのままの自分で生きたい、願いを叶えたい、自分軸で選択できるようになりたい、そう思う人はまず、あなたの世界ではあなたが中心にいる、ということを思い出してほしい。



あなたは画面から消えることは絶対にないの。あなたを中心に世界が動いているのだから。