この耳石が三半規管の中を流れてしまい、三半規管の中を流れているリンパの流れを変えてしまい、リンパの流れを感じる神経が中枢に情報を送った際に
目から送られてくる情報や首から送られてくる関節位置などの固有感覚の情報とが一致しないため、
めまいという症状として現れてくるのです。
平衡感覚、視覚、固有感覚の不整合から起こります。
めまいを起こしている方は頭部の安定性が低下してしまうため、首周辺の筋肉の緊張も高まっています。
この首の緊張が首の運動制限を起こし、視神経との反射活動にも影響を及ぼし、症状の改善を送らせる可能性があります。
さらに首だけでなく、体幹のバランス感覚も悪くなるため、全身の筋肉の緊張感も高まっていることが多いです。
私の行う施術では、エプリーなどの理学療法を行う前に体幹を整え、首の施術を行っていきます。
興味深いことに、骨盤や背骨を整えるだけでもめまいやふらつき症状が軽減していくのです。
おそらく、骨盤を整えることで体幹や首の安定性が高まり、関節位置などの固有感覚から中枢神経への情報入力が減ることで、視覚や平衡感覚との反射活動も軽減していくものだと考えられます。
ちょっと難しい話になりましたが、
要するに体幹が整うことで平衡感覚の仕事量が減って楽になるってことですね。
めまいの症状を長期間、慢性化させないためには体幹や首を整えていくことが重要なこと、なんだな。