「発想を生み出す勇気」

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２００９．１０．１０（土）ビジネスカフェマラソン（BCM） Vol．５７

「発想法　‐リソースフル人間のすすめ‐」

（渡部昇一）

７．異質の目をもつ

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　[1] 本日の内容

　[2] 本日の一問

　[3] 本日の感想

　[4] 編集後記

　[5] BC朝の写真館

　[6] 次回の予定

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[1]本日の内容
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みなさん、こんにちは。2週間ぶりに登場の九州大学修士2年の永井です。

この2週間ブログを書いてくれた冨田くん、ありがとうございました。

ところで、最近は本当に寒くなりましたね。FUNゼミでも言いましたが、この寒さが終わって春が

来ればその時は学生生活も終わって社会人になるのかと思うとちょっとさみしいような、ワクワク

するようなそんな気持ちになってしまいます。

それでも、そんな寒さを吹き飛ばしてこれからも頑張っていくのでみなさんよろしくお願いします。

それでは早速中身の方に入っていきましょう！

今回読んだのは、７．異質の目をもつの章でした。

初めの部分には、よりいいものを生み出そうとして発想の種を温めすぎることへの戒めでした。

みなさんも、今すぐやるのではなくてもっとしっかり考えてからとか、もっといろんなことを調べてから

やろうと思ったことはありませんか？確かにそういったことが重要な場合もあると思います。

特にFUNでは準備の大切さはよく言われていることですし、準備不足のためにあまりいい結果が

得られなかったということになってはいけないと思います。

しかし、「機が熟す」といった言葉があるように、何事にも適切なタイミングというものは存在すると

思います。文章中には時間を掛ければ掛けるだけ周囲からの期待も上がっていくと書いてあります。

そう考えると、自分の準備の度合いと周囲からの期待がうまく一致したときが機が熟すときなのかも

しれません。

また、文章中には

「表現されたものだけが本当に理解されたもの」

という言葉があります。頭の中でどれだけ分かったつもりになっていても、実際に文章にしようとすると

詰まってしまうような経験は誰にでもあると思います。やはり実際に表現しようとするとどれだけ準備

していてもある程度努力しなければなりません。そして、その努力にこそ表現されたものの真の価値

があるのかもしれません。

文章中には、使わない井戸は枯れるが、不断に使い続けた井戸は逆によく出るようになるとも書いて

あります。私たちは減ることに対して抵抗があると思います。せっかくいいアイディアが思い浮かんだ

のに、ここで出してしまったら使えなくなってしまうから、今回は止めておこうと考えることもあると思い

ます。

けれども、本当にいいアイディアなら一度使ったくらいで終わってしまうことはないと思います。むしろ、

一度使ったことでより良く使う方法が分かってさらに大きなアイディアとなることの方が多いと思います。

発明家にしても、初めて世の中に出した製品は完璧ではないかもしれませんが、その製品を多くの

人が使うことで問題点が浮かび上がってより良い製品へと近づいていくことになるでしょうし、何度も

製品を送り出しているうちに世間の反応が分かってきて、いつかは初めからみんなを満足させられる

製品を作り出すことができるようになるかもしれません。

この発明家の例は渡部昇一さんの趣旨とはずれたかもしれませんが、とにかく、あまりにも機を待ち

過ぎて井戸を枯らしたり、飲めない水を蓄えたりしないようにしなければなりませんね。

後半の部分は井戸から水が湧き出てくるためのきっかけについて考えさせられる部分でした。

文章中ではこのきっかけとして、異質な体験、それも不幸な体験について述べてあったり、極限に

異質なものとして精神病や麻薬、アルコールなどが挙げられていました。最後の3つが現実的か

どうかは疑問を持つところですが、異質な体験というのはちょっと考えさせられる部分でした。

異質かどうかはなかなか自分では気付けないと思います。人間は常に自分の体験を基に考える

ものだと思うので、どんな経験でも普段からそれを基に考える人にとっては、その経験が異質である

かどうかは簡単には分からないと思います。

ただ、自分の経験は自分だけのものであり、深く見つめればどんな経験でも他人から見れば異質

なものになるかもしれません。そう考えると、どんなときでも自分の経験は大切にしたいなと思わ

されます。

そして、文章中に挙げられていたきっかけの中で僕が最も共感したのは「勇気」というきっかけです。

いつの時代にも、本当に優れたアイディアというのはあまりにも特異すぎて、初めは世間から認められ

なかったと思います。ガリレオ=ガリレイの地動説などはその典型だと思います。

もし彼が教会からの圧力に屈して地動説を捨てていれば、、もしかしたら今も天動説は続いていた

かもしれません。自分だけにひらめいた素晴らしい発想というのは、裏を返せば誰も思いついていない

ということであり、そんな考えを言うことをためらってしまうこともあると思います。

これまで素晴らしいアイディアを世の中に送り出してきた人も初めはそうだったのだと思います。

けれども、そうした世の中の批判に耐えるだけの覚悟と勇気を持っていたからこそ、後世に語り

継がれる人物になったのだと思います。

HONDAの創業者である、本田宗一郎もある日箱根を原付で登ると言い出して周りから笑われたり

したそうです。そんな時でも自分の考えを信じて貫いたからこそ今の二輪車や自動車があるのかも

しれません。

私たちも自分の中に沸き起こったアイディアを信じられる勇気を持っていたいですね。

長くなりましたが、今回は井戸から水をくみ出すという点で多くのヒントを得られた章だったと思い

ます。これまでの文献から得た考えで水を貯めるだけでなく、その水を上手に汲み取って素晴らしい

発想をしていきましょう！

[2]本日の一問

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さて、今回は「発想法」を学ぶということで、このコーナーではみなさんの頭を柔らかくするべく、

クイズを出題したいと思います

まずは先週の問題から

．コンビニでお弁当などを買ったときに付けてもらえる割り箸には、

　　割り箸と一緒に爪楊枝が入っています。この爪楊枝で指を突き刺したり

　　しないように、コンビニの割り箸にはある工夫が施されています。一体、

　　どういう工夫が施されているでしょうか？

．透明の袋に入っている

爪楊枝がなぜ危ないかというと、一つは爪楊枝が入っているかどうか分からないことが

挙げられますねまた、入っていたとしてもどこにあるのか分かりません。

そうやって見えない、分からないことがけがにつながってしまうわけです

そう考えると、答えは単純ですね爪楊枝が見えるようにするだけです

みなさん、いかがでしたか問題の要点さえ分かってしまえば答えは非常にシンプルなものに

なるんですね問題を与えられていきなり発想しようとするよりも、ある程度問題を分析した方が

簡単に発想できることもあるかもしれませんね

それでは今週の問題に行ってみましょう

．ながいくんは、どれだけ思いっきりボールを投げても１０メートルしか

　　飛びません。でも、今日のながいくんは一味違います。
　　なんと５０メートル離れた的にノーバウンドで当てました。
　　急に筋力がついたわけではないとすると、一体どんな手を使ったん

　　でしょうか？

今週は、まさになぞなぞといった感じの問題です。

先ほど言ったように、問題の要点はどこにあるのかと考えると分かるかもしれません。

また、ヒントですが、もし体育の授業だったらそれはできないじゃん

といようなこととだけ教えちゃいます

それでは頑張って考えてくださいね

答えはまた次週

[3]本日の感想

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　こんにちはこの部分を書かせていただくのは、Q大②年のT田です

最近少しづつ寒くなりつつあるかなと思いつつ、急に来るあまりの暑さに驚きつつありますいまいち気候がつかめません冬が来るのがいやだって方もいるかとは思うのですが、僕は冬の雰囲気が結構好きなので、冬が待ち遠しくてたまらないですねなんか冬の朝とかを外に出て、散歩するのとか結構好きなんですよ同じものでも異質な目を持つと捉え方が変わるものですね

　っということで、文献の内容に移ります僕達の班では、アウトプットすることの大事さ、知識の繋がりを意識すること、日本というものを知るということなどを熱く語り合いました四人で熱く深いBCができました

≪今日の一首≫

「井戸の水　涸れる怖れを　君持たば　　　　

　　　　　　　　　　　　　　まずは汲みだす　勇気を持たん」

≪みんなの感想≫

西村直人君

「知識が溜まるまで待っておこうなんて考えていると、水が貯まらずいつまでも同じことの繰り返しであるなと思いました。やはり、人間は人に伝える時には、頭の中で整理して話そうとするので、自分の頭の中でいまいち理解できていなくても、明確になっていくことはあると思います。知識の繋がりが知識の繋がりを呼ぶんですね」

平島賢次君

「自分では自分自身が見えないように、日本人もなかなか日本というものが見えにくいと思います。そんな時自分の姿を写し出してくれる鏡になるのは、海外での学び・・・ではなく、日本の先人達が生きた歴史だと思います。日本の答えは外国にあるのではなく、日本の中にあるんですね」

山田佳奈ちゃん

「貯まるまで待つとかではなくて、今できることを最大限でやっていけばいいんですね。小さなことを大事にしていくことが重要だと思います。知識にしても、断片を大事にしながら、断片同士の繋がりをしっかり意識していくことが大事です。それはまるで星座のようなもので、断片をつないでこそ初めて見えてくるものもあるはずです」

　皆さんいかがだったでしょうか？皆さんにとって、物事を異質な目で見れるような心がけとかしている方はいますか他人と同じものを見るとしても、これができたら本当にすごいことですよね知っている方は少なくなったかもしれませんが、現在オーストラリアに留学にいっているS学院大のS田の目は、「留学」＋「働く」ことで帰ってきたらちょっと違うんだろうなと期待しています