「道具としての言語」

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２００９．９．１９（土）ビジネスカフェマラソン（BCM） Vol．５４

「発想法　‐リソースフル人間のすすめ‐」

（渡部昇一）

４．発想の泉としての語学

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　[1] 本日の内容

　[2] 本日の一問

　[3] 本日の感想

　[4] 編集後記

　[5] BC朝の写真館

　[6] 次回の予定

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[1]本日の内容
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みなさん、こんにちは。九州大学修士２年の永井修平です。

みなさん、シルバーウィークはどのようにお過ごしでしたか？僕はちょっとお出かけしてきました

(その結果、更新が遅れて申し訳ありません)

お出かけするととても楽しく過ごせますが、体力的には疲れてしまいますよね

連休で消耗した体力は、きっちり連休中に回復して連休明けからも頑張りましょう

それでは早速内容に入っていきたいと思います。

今週読んだのは、「４．発想の泉としての語学」です。

みなさんは、中学校から今までずっと英語を勉強してきたと思いますし、大学では第二外国語も勉強

したと思います。今回の内容は、そうやって学んだ外国語を活かして、新たな発想の井戸を得ようと

いう内容でした。

文中には『ブリタニカ百科事典』のお話が出てきます。やはり外国語を習得することの最大の利点は

外国の文献も読めるというところにありそうです。そもそも日本という国は世界と比較するととても

小さな国だと思います。人口も世界と比べるとわずか数パーセントです。

日本語だけしか話せない人と、他の言葉も話せる人とでは圧倒的に発想の泉の大きさが違うことが

分かると思います。世界中を見渡せば日本語以外の言語で書かれた書物はたくさんありますよね。

そのような文献まで読める人がリソースフルな人間になれるのも当然というものでしょう。

しかし、ここで大切なのは、ここでは言語自体を習得することが重要なのではでなく、それを用いて

さらに発想の井戸を掘っていくための道具として言語が大切だと言われていることです。

新しい言語を身に付けるということは簡単にできるものではないと思います。しかし、それだけでなく

新しい言語を用いてさらに井戸を深くしていかなければならないとなるとかなりの時間がかかると

思います。

そう考えると、早くにいくつもの言語を身に付けておくということはとても大切なことだと思います。

人は誰でもいつかは井戸を掘っていかなければならない時がくるでしょう。そんな事態に直面してから

やっと新しい言語を習得し始めるというのであれば、それはもはやリソースフルな人間とは言えないと

思います。やはり早くに新しい言語を身に付けておきたいものですね。

また、今回の内容で最も印象的だったのが、

「周囲の人が知っていることを知っているだけでは、それは発想という泉にはならない。」

という一文です。

みなさんは鷗外と逍遙の間に起こった論争を覚えていますか？あの時は結局鷗外が勝ったことに

なっていますが、逍遙の方も英語はできたわけで、まったく勝ち目がなかった訳ではありません。

それでも鷗外が勝ったのは、彼はドイツ語ができたからです。つまり相手よりも持ち駒が多かった

という訳です。

リソースフルかどうかが必ずしもこのような勝負で勝つことと同じことだとは思いませんが、少なくとも

人と違う発想をすることが大切なのだと思います。

そう考えると、現在の世の中はどうでしょうか？僕はまだまだ英語がペラペラという訳ではありません

が、日本でももはや英語は話せて当たり前のようになってきていると思います。学生の間ではあまり

実感しにくいですが、社会人で英語を話す人はとても多いように思います。

私たちも今のうちに英語を習得して、さらに別の外国語も身に付けることで井戸を掘る準備をしていき

たいと思った今回の内容でした。

[2]本日の一問

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さて、今回は「発想法」を学ぶということで、このコーナーではみなさんの頭を柔らかくするべく、

クイズを出題したいと思います

まずは先週の問題から

．小学校の算数で使うことが多い三角定規。
　　プラスチック素材で作られている三角定規の真ん中には、直径１ｃｍほど

　　の穴が開いています。

　　さて、この穴は何のために開けられているのでしょうか？

．空気を抜くため

三角定規は紙と接する面積が大きいため、もしこの穴がなかったら三角定規と紙の間に空気が

たまってしまい、定規が浮いてしまうんですね。さらに、もしも三角定規と紙がぴったりくっついて

しまったら、このような穴がない限り簡単に剥がすことはできません。また、あの穴には三角形を

保たせるというはたらきもあるんですよ

このように、あんなに小さな穴でも意外とたくさんのはたらきを持っているんですね

こんなにたくさんのはたらきを一つの部分で補うなんてまさに発想の力ではないでしょうか。

それでは、今週の問題です

．ながいくんは、地球から離れたある惑星の住人です。

　　ある日、ながいくんが山道を散歩していると道端に大きなダイヤモンドが

　　ごろごろ落ちていました。しかし、ながいくんはダイヤモンドには見向きも

　　せず通りすぎてしまいました。

　　普段は結構、欲深いながいくん、どうしてダイヤモンドを拾わなかったん

　　でしょうか？

今週の問題はなぞなぞですヒントですが、ダイヤモンドは本物ですし、

欲深いというのも本当です。一番のポイントは「ここは地球ではない」ということですね

それではみなさん、頑張って考えてみてくださいね

答えはまた次週

[3]本日の感想

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こんにちはQ大②年の富田です

いやぁ皆さんシルバーウィークをいかがお過ごしでしょうか？

僕は友人と旅に出ました旅をしてみることで、普段では見れない景色や会えない人との出会いがあり、新たな井戸ができていくような感じがしましたｗ　それにしても、現地の人々の心の底からにじみ出る優しさには心打たれましたよ

それでは今回僕達の班では、語学の魅力について深く語り合いました

≪今日の一首≫

「他の国の　言葉学びて　見つめるは

　　　　　　　　　　　　　　己の用ふる　言葉なりけり」

≪みんなの感想≫

K島尚貴さん

「母国語を深めないと、外国語は上手くなりません。普段何気なく使う日本語を深く見つめるということが大事です。また面白いのは言語はその国独特の世界観を示すということです。誰も知らないマイナーな言語とかを学ぶのもいいと思います。それは周りの誰ももたない世界を持つことになりますからね」

U村洋平さん

「今、韓国語塾を韓国語で日本語を学んでいるという感じですね。自分の言葉を本当に見つめなおすきっかけになりました。やはり母国語以外に言葉はしゃべれないといけないと思います。アジアから盛り上げていきたいですし、僕はアジアの言語をマスターしてみたいですね」

H井美里さん

「私も韓国語を学んでいるのですが、韓国語『を』学んでいるというよりかは、韓国語『で』学んでいるという方がいい感じですね。語学以外にも多くの学びがあります。(この後、ゲーテの箴言を韓国語でトライしてくださいました・・・が、まだまだ勉強中のご様子でしたｗ)」

皆さん今回はいかがだったでしょうか　K島さんの韓国語塾やM戸さんの英語塾などこの夏は語学に迫る機会が多かったのではないでしょうか語学を学ぶというのは、本当に井戸に繋がるようですねただ外国語を読めるから読める文献が増えるというだけではなく、それによって様々な井戸が掘り深められることになります外国語を学ぶことで違ったものの見方ができるようになったり、母国語が深まったりするなんて本当に素晴らしいですね