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2009.1.10(土) ビジネスカフェマラソン (BCM) Vol.20
「みあと志たひて」(小原達明著)
一.み旨に目覚めん, 二.神苑に黙想して
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目次
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[1] 本日の内容
[2] 本日の和歌
[3] 編集後記
[4] BC朝の写真館
[5] 次回の予定
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[1] 本日の内容
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みなさん、こんにちは。九州大学修士1年永井です。
今回からBCのブログを担当することになりました。よろしくお願いします。
さて、今回からBCでは『みあと志たひて』を読むことになりました。
この本の著者である小原達明さんは八千代生命の創業者です。
そのためか、O津くんが持っていた原本の中にはこんなしおりが挟まれていました。
このしおりは、下の部分がカレンダーになっているみたいですね。
裏の上の部分には何が書かれているかと言うと、
健康保険の歌ですね。そのようなものがあったなんて全く知りませんでした。
しかし、表の軍服らしきものを着た人の絵と合わせてとても歴史を感じさせるもの
だと思いました。
そんな小原さんが明治天皇について感じたことを書かれているのがこの
『みあと志たひて』です。その中でも今回は冒頭の一、み旨に目覚めんと
二、神苑に黙想してを読みました。
僕は天皇と聞いても、憲法で定められている日本の象徴としてのイメージがあり、
特に日本の歴史に対して影響を及ぼしていたと考えたことはありませんでした。
しかし、文中で小原さんは、
『日本としては勿論、世界の歴史にも嘗て見ざるところの明治の大発展は、一にも、
二にも、全く、大帝御聖徳の賜物である。』
と書かれています。
また、一番最初の部分では足を引きずりながらも明治天皇が祭られている明治神
宮へと参拝にやって来た老人について書かれてありますが、当時の人々にとって
天皇の存在がこんなにも大きなものだったのだと知って驚きました。
今回の内容では親の気持ちについても書いてありました。
『世の中に、最も子を愛するのは、その親に如くはない。その親の諭をも、若い時
は、さまで深き心のこもれるとは思はずして、月日の過ぐるものなれど、年を経るに
従ひ、種種の事に遇うてはその折々に、父母の諭を思い出し、それは、ひしひしと
身にしみ、思はず、涙むせぶものである。』
まるでこれは明治天皇と国民を表しているようでした。
親はいつでも僕たち子のことを思ってくれていますが、明治天皇もまた国民のことを
親のような愛をもって見守っていたんだなと思い、今度は僕たちがその天皇の愛に
思いをめぐらす時なのだと感じました。
この本はまだ読み始めたばかりですが、これからも明治天皇についてみんなと一緒
に深く学んでいきたいと感じた第1回目でした。
みなさん、これからもよろしくお願いします。
[2]本日の和歌
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今回の文献では明治天皇の御製が多く出てきます。
そこで、今回の文献に関しては僕が厳選した3つの御製について挙げたいと思います。
■国のため たをれし人を 惜しむにも 思ふは親の 心なりけり
国のために戦ってくれた国民を偲ぶだけでなく、その親の心にまで思いをめぐらすそ
の姿に明治天皇が本当に国民に対しての愛に溢れていたのだと感じさせずにはい
られませんでした。
■永久に 民安かれと 祈るなる わが世を守れ 伊勢の大神
小原さんは、明治天皇は神の存在を固く信じており、さらには神人融合、神人合一
の境地に達していたと書いていますが、まさにそれが表れている一句だと思いまし
た。
■四方の海 皆はらからと 思ふ世に など波風の 立ちさはぐらむ
まさに明治天皇の人の心の大きさを感じさせる一句だと思います。日本のことだけ
でなく世界のことにまで思いを馳せていたというのは当時の各国の主権者だけで
なく我々をも驚かす言葉だと思います。
[3]編集後記
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さて、今回のBCいかがでしたか?
ここでみなさんにぜひお知らせしたいことがありあます。
今回のBCは『みあと志たひて』第1回ということでしたが、僕は文献を事前にもらうこと
ができませんでした。それをY本さんに相談したところワードにして8枚にもなる量を送っ
てくれました。しかも、半分に分けて送ってくれたのですが、後半の5枚分はさあ後は
メールで送るだけとなった瞬間に大学のパソコンが落ちてしまったそうです。
その後携帯のメールでまた文章を打って送ってくれました。
本当に素晴らしい後輩だなと思うとともに、Y本さんのBCにかける情熱が伝わってきて
僕もこれからのBCを一緒に盛り上げて行きたいなと思いました。
まだ慣れないこともあってみんなに迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします。
Y本さん、本当にありがとうござしました。
[4]BC朝の写真館
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特にM田くんはコレ、泣いているんですか!?
そんなに深く読んでいるとは素晴らしいですね!!
みなさん、見習っていきましょー^^
[5]次回の予定
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次回は三、聖愛を仰ぎて 四、社頭の回顧です。
それではみなさん、次回も朝から素晴らしい学びを行なっていきましょう!
※今後の予定についてはこちら にあります。






