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2008.10.18(土) ビジネスカフェマラソン(BCM)Vol.10
「論語と算盤」(渋沢栄一著)①処世と信条(後半)


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☆{1}本日の一冊

☆{2}ペンチェック

☆{3}編集後記

☆{4}BC写真館

☆{5}論語と算盤スケジュール


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☆{1}本日の一冊


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「論語と算盤」(渋沢栄一著)
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/03568828


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こんにちは、西南学院大学4年、BC運営の諫山です


今回の著者も、
経済人の立場から国家救済を唱え、日本資本主義の発展のために一
生を捧げた渋沢栄一さんです。


今回の範囲では、
時期を待つということ、自分を知るということ、得意時代に過ちを起

すということ…他にも多くの深い言葉が記されていました。


その中でも、自然的逆境において、天命であると理解し、おもむろに

来るべき運命を待ちつつ撓まず屈せず勉強するがよい。


という文章が特に引っかかってきました。


自然的逆境において、天命という言葉を聞き、それを自分の中に受け

入れられる人、どうしても受け入れられない人に分かれると思うのですが、


その二人の分かれ目はなんなのだろうと考えました。


私なりの解釈になってしまうのですが、自分の人生を俯瞰して見れる

人や、客観的に見ることのできる人が、渋沢さんのおっしゃる天命を

受け入れることができるのだと思います。


そのためにどうすれば良いのか?

そのために、考える作業、つまり、「自己を普遍的なものから修正し

ていく」こと、人生に対して深い問いを持ち、


自分の思想を創り上げていくこと、歴史、古典を学ぶこと。が大事な

のではないかと思いました。


そういった積み重ねが、自分の中に普遍的な真理、普遍的なぶれるこ

とのない軸をつくっていくのだと思います。


まだまだ自分には天命という言葉をしっかりと理解できていません。
渋沢さんの語感をそのままに感じ取ることができるような人間をめざ

しこれからもがんばっていこうと思いました。


来週も「論語と算盤」を読み込み、皆で理解を深めていきましょう
(^^)


※ビジネスカフェのスケジュールの方を最後に載せていますので、
確認の方、よろしくお願いします


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☆{2}気づきのペンチェック
(ごく主観的に大事だと思ったところを5つ抜粋)


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○殊に青年時代において、絶対に争いを避けようとするごとき卑屈の

根性では、到底進歩する見込みもなく、また社会進運の上にも争いの
必要であることは、言うまでもないのであるが、争いを避けぬと同時

に時期の到来を気長に待つということも、処世の上には必要欠くべか

らざるものである。


○自然的の逆境に処するに当っては、まず天命に安んじ、おもむろに

来るべき運命を待ちつつ撓まず屈せず勉強するがよい。


○次に心掛くべきは自分を知るということである、世の中にはずいぶ

ん自分の力を過信して誹謗を起す人もあるが、余り進むことばかり知

って、分を守ることを知らぬと、飛んだ間違いを引き起こすことがあ

る。


○すなわち事柄に対していかにせば道理に契うかをまず考え、しかし

てその道理の契ったやり方をすれば国家社会の利益となるかを考え、

更にかくすれば自己のためにもなるかと考える、そう考えて見た時、

もしそれが自己のためにはならぬが、道理にも契い、国家社会をも利

益するということなら、余は断然自己を捨て、道理のあるところに従

うつもりである。


○大事小事に対して同一の思慮分別をもってこれに臨むがよい。


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☆{3}編集後記


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ようやく宮崎から帰ってくることができました!

長いようで、短かった二週間でした。


そこで驚いたのが、
福岡に帰ってくると、まるで初めて来たか土地のような錯覚に陥った
ことです。


合宿を行っていた宮崎県の都城という場所は、
田舎であり、宿舎が更に奥地にあったため、夜中には街灯ひとつない

、静かな街でした。


田舎ならではの、落ち着きもあり、良い意味で静けさを堪能していま

した。


たった2週間ではありましたが、体、感覚は宮崎に慣れてしまい、
福岡に帰ってくると「なんて都会なんだ~」と思わざる終えません。


人間の習性として「慣れる」というのを改めて実感できた経験、環境

に慣れるというのは不思議な習性だな~と思いました(^^)


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☆{4}BC写真館


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☆{5}論語と算盤スケジュール


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10/25…『立志と学問(前)』31p-42p
11/1 …『立志と学問(後)』43p-58p
11/8 …『常識と習慣』59p-84p
11/15…『仁義と富貴』85p-111p
11/22…『理想と迷信』112p-138p
11/29…『人格と修養』139p-171p
12/6 …『算盤と権利』172p-187p
12/13…『実業と士道』188p-212p
12/20…『教育と情誼』213p-233p
12/27…『成敗と運命』234p-250p

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