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2008.09.27(土) ビジネスカフェマラソン（BCM）Vol.8
「私の幸福論」(福田恒存著）
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☆｛１｝本日の一冊
☆｛２｝ペンチェック
☆｛３｝編集後記
☆｛４｝BC写真館
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☆｛１｝本日の一冊
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「私の幸福論」（福田恒存著）
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480034168/
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こんにちは、西南学院大学４年、BC運営の諫山です
今回の著者は、東京大学卒業。第二次世界大戦の後、日本の近代
または知識人のあり方などを鋭く批判する評論活動で知られ、多くの著作
を残し、戯曲のほか演出家としても活躍。『シェイクスピア全集』などの
訳者としても知られる福田恒存さん（1912～1994）
福田さんが「青春」という言葉を通して、人間の陥りやすい錯覚、
考えについて説き、青春とは「信頼できる力」だということを教えてくれます。
この文章は以前、読書合宿でも取り上げられまた。
その際に、福田さんの洞察、文章の鋭さと温かさにふれ、
非常に驚いたのですが、
再度読んでも、また変わらない驚きを与えてくれました。
私はこの青春という言葉には何か外部的な要因、つまり、その人の年齢、
若さ、容姿のようなイメージが付きまとっていたのですが、
実は、本当の青春とは常に内面に宿っているものだということを実感しました。
そこで思ったのが、最近よく耳にするような言葉、情報もそうですが、本来、
自分の内部にやどっているはずのものを、外部環境にあるとする風潮が
あまりにも流行っているのではないかということです。
一言でいってしまえば、自責の精神が失われ、
他責の精神がもてはやされているように感じます。
もちろん、社会には矛盾していること、甘い部分というものは
あることだと思いますが、そればかりに意識が行き過ぎて、
すべて外の環境のせいにすることはおかしいと思いました。
今回の文献のエピソードでも、「失われた青春」「大人への不信」
という言葉が出てきましたが、このような言葉も
他責の精神に他ならないと思います。
就活も終わり、最近になってよく考えるようになったのは、その人の成長や、
自信が生まれるのは、決して、環境が良かったからではなく、
その人自身が努力し、頑張ったからだということです。
この当たり前のことを、生き生きとしている社会人、先輩、同期、
後輩をみてきて、ようやく実感を持って感じることができるようになりました。
どんな環境でも、その人自身で正解にも不正解にもできる。
これは小島さんのよく言われる「自らの選択を正解にできる力」だと思います。
どうしても外の環境のせいにしたくなることもあると思いますが、
それをグッと受け入れて、「自分の責任である」と感じるようにできることが、
人の器というものを広げていけるのではないかと考えました。
最後に福田さんがおっしゃった、「信頼の力」と、
自責で捉えるということは通じあうものがあるように思います。
興味のある方はぜひ読んでみてください(^^)
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☆｛２｝気づきのペンチェック
（ごく主観的に大事だと思ったところを５つ抜粋）
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○みなさんに向かってはっきりいえることは、「失われた青春」「大人への
不信」などということが、新聞雑誌の題目として、よく採りあげられるにして
も、それはたんに題目として恰好だということにすぎないということであり
ます。（中略）もっとはっきり言えば、売物になるのです。
○「失われた青春」とか「大人への不信」ということばが、みなさんのため
にチューインガムの役割をなさぬよう、用心しなければなりません。
○大人になって今日にいたるまで、私は、なんどかその信頼を裏切られ
ました。大人にかぎらず、信頼すべき人間はないとまでおもいこんだこと
は、たびたびあります。しかし、私は性こりもなく、また信頼する。人間は
総体として信頼していいのだとおもいなおすのです。
もし青春ということばに真の意味を与えるなら、それは信頼を失わぬ力だ
といえないでしょうか。
○一言でいえば、青春などということばにあまりこだわらず、まず人間と
しての自分の生活に熱中すること、それが一番大事だとおもいます。
○自他を信頼できる力こそ、青春のものだと申しあげましょう。それは他
人や社会にたいする批判力に眼をつぶらせろということを意味しません。
懐疑し、批判し、裁いたのちに、なお残る信頼の力でなければならない。
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☆｛３｝編集後記
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本日で夏のビジネスカフェ特集が終わりました。
この特集が始まってからビジネスカフェ運営が発足しましたので、
約二か月が経過しました。
時が経つの本当にはやいですね。
大学生活も残り６か月。
去年の今頃は就職活動がようやく始まった時期でした。
一年でこんなにも環境の変化があるのかと思います。
一年前の自分は、まさかＦＵＮでビジネスカフェの運営をしているなどどは
つゆ知らず。就活のことで頭がいっぱいでした。
そう考えると何か不思議な気持ちになります。
来年の自分は一年後何を考えているのかが
今から非常に楽しみです♪
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☆｛４｝BC写真館
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