母の再婚相手、私の父も大した男ではありません。

甲斐性がない。経済性がないというんでしょうかね。暴力をふるったりはしませんでしたが、

自分勝手な人間だなぁ

という印象の男です。

母との夫婦喧嘩で、
「誰のおかげで食べていけると思っているんだ!」
このお約束の言葉、彼も言っていました。

当時の我が家は自営業で、夫婦一緒に働いていたんですよ。
形の上では、父が母を雇うというものでしたが、最初に約束した母への給料も支払わないで、よく言えたものです。

母に自営業の店を手伝ってもらい、生活費を給料(10万円)として支払う。‥という始めの約束は3年目にはすでに守られていませんでした。そこそこ儲かっているのに。

私が小学4年の時の母への「給料」は月5万円で、その金額で家賃や水道光熱費、食費、教育費、保健年金などすべてをまかなわなければならない。戦前の話ではないです。チェルノブイリ原発事故の頃でしょうか。ファミコンが登場した頃でしょうか。

高校生の兄の学費が足りないと父に言うと、

「高校なんて辞めちまえ!」

と言う始末。なのに自分の趣味には、いくらでも注ぎ込む。家族では使わないゴムボートや、何万もする釣り竿を何本も買ったり、好きなことをし放題でした。

私や母は、一年に一度洋服を買えるかどうかという貧しさで、家庭内・経済格差(゜∀゜)です

裕福な家で育った母にとっては、つらかったようです。