純度100%

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部活動を熱心に指導していた頃の私は鎧を身にまとっていた。

 

「威圧感」という鎧

「怒ったら怖い」という鎧

「教師」という鎧

「部活動に熱心」という鎧

 

その他、たくさんの鎧を身にまとっていた。

※髪型もスキンヘッドに近い坊主でした(笑)

 

何故か。

おそらく鎧で自分を守っていたのでしょうね。

(愚かですね・・・)

 

その頃の私は、生徒との距離も遠かった。

生徒からすれば、近寄りがたい存在だったと思う。

信頼関係もあまりなかったと思う。

当時は私自身も「それでよし」と考えていた。

 

ところが今は違う。

特に、ここ数年、ブラック部活動について考え行動する中で、自分がみるみる変わっていくのを実感している。

気付いたら、それまで身にまとっていた鎧が、今はほぼ全てなくなっているようだ。

 

今でも生徒を叱るときは真剣だ。

しっかりと話を聴いた上で、自分の言葉で語らせ、自分自身と向き合うようにさせる。

それは教師と生徒ではなく、魂と魂のぶつかり合いだが、そこにかならず愛がある。

 

休み時間になると、いつの間にか私のもとに男女を問わず生徒が寄ってくる。

まとわりついてくる(笑)と言った方が正確だ。楽しく話している自分がそこにいる。

昔の私を知っている生徒が見たら目を丸くするだろう。

以前は私にとって苦手な生徒が、クラスに必ず一人や二人はいたのだが、今は学年のみならず全校を見渡しても一人もいない。

 

なぜなのか。

それは、鎧を脱ぎ捨てた私自身が、純度100%の状態で生徒に接しているからだと思う。

私自身が自分を信頼しているからだ。

私自身が、自分に正直に生きているからだ。

だから心の底から生徒をリスペクトできている。

 

荒れた他学年の教師不信の生徒たちも、私の話は素直に聴いてくれる。

当該学年で対応しきれない生徒指導も、他学年所属の私が入って解決するケースも少なくない。(何やら自慢話のようになってきたが、事実だ・・・)

 

私の目から見た他の多くの教師は、それぞれに鎧を身にまとっているように見える。

かつての私のように。

 

そんなつまらない鎧は脱ぎ捨てて、子どもと接すればどんなにいいだろうと心底思う。

 

純度100%の自分でいると、生徒も保護者も本音でぶつかってきてくれるものだ。

 

魂の領域で関わることで生まれる信頼関係はとても心地よい。