中東がオイルダラーからの脱却準備

X22ファイナンシャル抄訳

 

https://www.youtube.com/watch?v=SG7-zJUch0o

 

70年代に、キッシンジャーが中東に行き、米国が中東諸国を軍事的に守る代わりに、中東は、石油をすべて米ドルで売買するように約束を取り付け、その後ずっとオイルダラーシステムが続いてきましたが、今終わる時が来ました。

 

中東和平がUAEイスラエル間を皮切りに実現し始めたことで、中東諸国は、オイルダラーの終焉に気付き、オイルダラー後の世界に向けて準備を始めました。ブルームバーグの報道です:

 

「世界1の金持ち国クウェートがキャッシュ不足!」

 

そうです。かつて湯水のようにお金を使っていたクウェートは、キャッシュ不足のために、支出抑制を宣言しました。中東諸国はこぞって、石油依存から脱却し、産業や決済手段の多様化へと舵を切りました。お金のシステムが、オイルダラー以前の世界へと戻り始めていることを知っているのです。中央銀行支配の腐敗した管理通貨性から、健全な金本位制へとトランプによって戻りつつあることを。

 

さて、英国のボリス・ジョンソン首相がEUにブレックジットの最後通告を突きつけました。その日は、2020年10月15日です。この日までに交渉がまとまらなければ、英国は、オーストラリアとの交易条件と同じ条件で一方的にEUを離脱するというものです。

これは、英国に不利でしょうか?いいえ、その逆です。EUに不利となります。なぜなら、英国と米国が貿易協定を結びますから、EU諸国は、個別に英国を通して米国と貿易するようになります。英国の一人勝ちの世界になります。

 

すべてが、ディープステート支配の幻想経済から、真に国民のための国民本位の健全な経済システムへと急速にシフトしていくのです。