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2週間前から学校現場にご縁があり、学級担任をしています。4年ぶりの現場に戸惑いながらも、子どもたちと過ごす楽しさ、難しさを味わっています。

 

さて、学校現場に戻って感じたことは、現場の多忙感が半端ないことです。日々の業務の多さに私自身驚いています。その中で、教員は子どもたちを枠の中にどう収めるかを考え、必死に向き合っています。あえて「枠の中に」と表現しましたが、教員は自分の考える正しさを子どもたちに伝えようとしています。子どもたちのことを真剣に考え、将来子どもたちが困ることがないようにと真剣に向き合っています。真面目で本当に一生懸命です。


しかしながら、その姿が私には「小さな枠」に見えてしまいます。決して、子どもたちを無理やりその「枠」に押し込めようとしているわけでは無いと思うのですが、教員の正しさを伝える姿は、多様化した社会の状況から見ると「小さな枠」でしかないと感じてしまうのです。このままでは、ますます学校に居場所を無くす子どもたちが増えていく…現場に戻り素直に感じたことです。


では、今の学校を変え、学校が全ての子どもたちにとって過ごしやすい居場所にすることはできるのでしょうか。答えはN O!です。もちろん教員の多忙感を解消することやこれまでの慣習を見直すことは必要ですし、教員自身の考え方を変えていくことは子どもたちにとって必要なことだと感じます。そうすることで「小さな枠」は少しずつ変化をしていくかもしれません。ただ、そうであっても必ずその居場所からはみ出てしまう子はいるはずです。学校で全てを解決することは不可能です。


だったらどうすればいいのでしょうか。


現場に戻り、はっきりとわかったことは、学校教育を理解した上で、学校の「小さな枠」からはみ出した子どもたちを受け入れる居場所の必要性です。


私自身、これまで学校の枠を広げることばかり考えていました。学校の枠を広げることで、枠からはみ出てしまう子が少なくなると思っていました。「大空小学校」(ご存知ない方は「みんなの学校」で検索してみてください)のような例もあるので、学校の枠を広げることは不可能ではないと思います。


ただ、できるだけ短期間で学校に居場所を見つけられない子を支える必要があります。そのためには地域のあらゆる資源が学校ではカバーできない隙間を埋め、子どもが安心して過ごせる居場所を提供していくことを考えてみてはどうでしょうか。学校に問題を押し付けるのではなく、問題を地域で共に考え、地域社会で子どもを支えていく仕組みです。地域には、療育施設やフリースクール、放課後児童クラブなどの子どもたちを支える仕組みがありますし、家庭教師や学習塾、さまざまな習い事を教えてくれる場所もたくさんあります。それぞれ役割は違うかもしれませんが、子どもたちの成長を願う気持ちは一緒なのではないでしょうか。こうした地域資源を生かして、学校が埋めることのできない隙間を地域資源で埋めていく。そうすることで、子どもたちは安心して成長していくことができるように感じています。


ここまで述べてきたことは理想であり現実的には難しい話かもしれません。しかし、目の前には苦しんでいる子どもたちとご家族がいます。学校という「小さな枠」から解放されることで、子どもたちが本来持っている力を発揮できるならば、それこそ地域の未来は明るくなるのと思うのです。


私がめざしている放デイ開設は、地域の子どもやご家族を支えるための第一歩です。私自身も地域の明るい未来を支えることができるように行動していこうと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


いつかお会いしましょう!

 

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