ドモコニチワ、東方新作体験版がXPだからという理由で起動しません、しゅうぞうです。



http://www.zoom.co.jp/products/ms-100bt



さてMS100BT。


取材を受ける前までは、ZOOMというメーカーのイメージは
「ビギナー目線で、エントリーモデル的なものをリーズナブルな価格で作るブランド」
という感じだったしゅうぞう。
いくらその認識が10年前から更新されてなかったとはいえ、MS100に出会ったときは、ちょっとしたカルチャーショックでありました。




モデリング(今では手に入りにくいヴィンテージ機材や高額な人気機材を、デジタル技術のプログラムで再現しようという発想)系の機材なので、重要なのは
「いかに現物に近いか」
この一点に尽きるわけですね。
その点、しゅうぞうが雑誌でものたまっていた様に、機材の音色どころか、「繋いだ時に起こる音の変化」に至るまで再現されていたことに感銘を受けたのです。
CE-1やエコープレックスとかの、ね。




※ギターの信号は脆弱なので、アンプに届くまでにケーブルの中でどんどん劣化します。
間にエフェクターを挟むと更に劣化しますが、中には独特の音補正を施してしまう機材もあったりして、その「独特の音補正」を好む人も沢山いるのです。




例えば、某メーカーのように、同じヴィンテージ機材のモデリングでも
「十分使える音なんだけど、現物に近いかと言われるとそーでもねえ」
といった流れが定番化していた中でのこれですからね。目から鱗ですよ。
製作チームの執念を感じます。
その割に、メーカーとしての「我」を最大限に薄めているから、ここまで質を高めることが出来たのでしょう。日本人らしいといえば日本人らしいのかもしれませんが。


(ちなみに、上記の某メーカーのモデリング機材は、良くも悪くも、どことなく常に「某メーカー色」が漂っています)





しゅうぞうオススメのモデル





秀三(石鹸屋)のブログ

・CentaGold


ケンタウルスってすげーのよ。一番すげーのは、バンドで合わせた時、そして録ってミックスする時、音がどんどん増えてく中でも「でん」と構えてブレなくなるところ。他の楽器を邪魔せず、尚且つ自分の領域ではこれでもかと主張してくる。
でも高い。エフェクターで10万オーバーとかありえない。そんな時にこれ。みんなしあわせ。
(え、しゅうぞうはそのクソ高い実機持ってるじゃんって? ばっきゃろい、アレは神のだ!)


若干、実機より歪みが深い。多分、デジタル処理で細くなった芯を補正する為だと思う。
これは、他の歪み系やアンプも同じ。






秀三(石鹸屋)のブログ

・HW STACK


HIWATT(ハイワット)のアンプモデリング。有名どころでは西川進さんがここの実機を使ってますね。結構歪ませてもアタックがパリッとしてるのがとても良い。






秀三(石鹸屋)のブログ

・TW ROCK


TWO ROCKのモデリング。かの凄腕、ジョン・メイヤーの使用で有名なトコですね。
故に高い。中古車なら余裕で買えるレベルで高い。そんな時(ry
ギターの一番美味しいトコを凄腕のシェフが調理してくれるイメージ。艶っぽく甘いのに輪郭がハッキリしたクリアな音。




あとは写真撮ってないけど


・CAR DRIVE(CARRのMercury。いま一番使ってるモデリング)
・RAMDOM FILTER(ヒュー収録のラストカウンター全編で使いました)
・Squeak(かの有名なRATのモデリング)
・VintageCE(さっきも出た、BOSS CE-1のモデリング)
・TRIGGER HOLD DELAY(なんのモデリングなのか分からんが、面白衝撃的な音が出る)


あたりはお気に入り。




正直、アンプモデリングなんかは特に、実際に録ってミックスしてみると実機との差が出始めるのかなあとか何となく感じるのだが、逆に言えば、そこまで精密作業に入らなければ気持ちよく利用できるわけだ。
収録されてる全機材集めたらいくらかかる? ヴィンテージ機材に至っては、高いお金出してもすぐ壊れる可能性も無きにしも非ず。
それがこんなちっちゃいのに全部入ってて、しかも1万ちょいですよ。すてきやん。
単三電池でも駆動できるオマケつきで。(←ライブ想定だと、結構重要)


そして、取材の時も言ったけど、こういう機材で自分の好みをちゃんと把握出来るのは本当にデカい。
こういう機材の真の価値は
「音楽的経験値を爆発的に増やせる」ことにあると思う。


さあ、皆々様もお試しあれ。





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俺はこっちも買った。