下戸の逸話事典 鈴木眞哉・著 平成7年初版 東京堂出版
神保町で古書店巡りの際に目に入ってすぐに買い決め。
歴史的人物の、人としての側面を垣間見ようとする書籍は好きだ。
健康面から、趣味嗜好から、人間性を探る系のそれ。
本書は、酒を飲めなかった歴史人物達の、酒にまつわるエピソード集。
筆者は冒頭で下戸を3つに分けた。それに付随して少し紹介。
タイプ1・飲めない人(体質)
滝沢馬琴・飲む人も嫌い
清水次郎長・体面上「飲めるが飲まないだけだ」と言い張る
勝海舟、西郷隆盛、大久保利通、近藤勇、武市半平太、
岡田以蔵など幕末明治で名を残す面々も意外に。
タイプ2・飲めるのに、飲まなかった人(信仰上・政治的配慮など)
釈迦・でしょうね
マホメット・でしょうね、その2
曹操・酒は亡国の原因と。反論した客を後に・・・。
スターリン・政治的駆け引き?で下戸を装う?
タイプ3・飲めるのだが飲みたくない人(宴会嫌い、気質)
菅原道真・儀礼や社交で口にする程度。
酒は時間と体力を浪費する。さ、仕事だ!
徳川家康・宴席がきらいだったらしい
わたくしごと
現在の私は2週間に一度ぐらいに「お酒を飲もうかな~」程度
宴席が苦手で、友人とのサシのみを好みます。甘党です。