松戸市では県内の他の自治体に先駆けて、無症状者のPCR検査費用への助成事業※1を行っています(1人1回当たり上限20,000円、月2回まで)。ただし助成の対象になるのは、医療機関が実施する『自費診療のPCR検査』です(結果が陽性の場合には、そのまま確定診断となるメリットがあります)。また、医療機関ですから、感染者対応等が優先となるため、1日の無症状者に対するPCR検査件数はどうしても限定的なものとなる傾向があります。
この松戸市の助成事業に加えて、千葉県としても、無症状者のPCR等検査無料化事業※2をおこなっています。松戸市内においても、この事業の対象となる事業者が複数ありますが、ほぼドラックストア店舗であり、ドラックストア店舗としての本来業務もあることから、1日のPCR検査回数が限定的である実態のようです。
そこで、関根ジローは、さらなる松戸市のPCR検査体制の充実にむけて、これまでの議会において「無症状者へのPCR検査に特化し、1日に大量に検査が可能な事業者を松戸市に誘致するべきではないか」と要望していた経過があります(議事録を転載)。
そんななかで、民間事業者が松戸駅前にPCR検査センター※3を3月16日にオープンさせました。松戸市の助成制度及び、千葉県のPCR等検査無料化事業とも対象となります。なお検査には医師が関わるため、陽性の場合には確定診断となります。早速、仲間市議のDELI市議がこのPCR検査センターでPCR検査を行ってきたそうですが、予約不要で簡単に検査ができ、結果が翌日にショートメールできたそうです。
関根ジローは引き続き、松戸市のPCR検査体制の充実、利便性の向上を、行政に働きかけてまいります。
※1
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kenko_fukushi/kansenshou/PCRjosei.html
※2
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/kansenshou/pcrmuryouka.html#kensajisshitenpoichiran
※3
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(2022年3月4日、松戸市議会3月代表質問の議事録転載)
◆質問:関根ジロー
PCR検査事業者を松戸市内に誘致する考えはないか、またPCR検査事業者に公共施設を貸し出す考えはないか伺う。
千葉県では、新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査無料化事業を現物給付で実施しています。松戸市内においても、この事業の対象となる店舗が複数ありますが、ほぼドラックストア店舗であり、ドラックストア店舗は本来業務もあることから、1日のPCR検査回数が限定的である実態のようです。一方で、ドラックストアではない事業者においてはPCR検査のキャパが、ドラックストアに比べて多い状況のようです。このようなドラックストアではない事業者を松戸市内に誘致する考えがないかお答えください。また、PCR検査事業者に公共施設を貸し出す考えはないかお答えください。
◆答弁:松戸市
「PCR検査事業者を松戸市内に誘致する考えはないか。また、PCR検査事業者に公共施設を貸し出す考えはないか」についてでございますが、市内の検査会社に加え、日本全国に検査センターを開設する事業者に対し調査を行ったところ、事業者としても検査能力がひっ迫していることに加えて、国が現在実施するPCR検査等の無料化事業が、どこまで継続されるか不透明な状況にあるため、新たなセンターを設置することは困難な見通しとの回答がございました。
