先般、松戸市で9歳の女子児童の命が奪われる、極めて残念な事件が発生しました。このような事件が二度と発生しないよう、松戸市は、今後、様々な子どもの安全確保の取り組みを推進することを、4月24日に開催した松戸市総合教育会議にて明らかにしました。主だった安全確保の取り組みは下記の通りです。

 

・公用車(231台)にドライブレコーダーを設置

 

・地域や防犯協会が所有する青パトにドライブレコーダーを設置

 

・市内各小学校の通学路の点検や地域の方々との意見等を参考に、必要性や危険度などを考慮して優先的に防犯カメラを28台設置

 

・秋山駅ロータリーに防犯ボックスを設置

 

・庁内で任命してる防犯主任18名で市内の通学路のパトロールを定期的に実施

 

・学校にスクールカウンセラーを増員

 

・通学路安全対策の質的向上を図り、防犯に関する有識者を交えた通学路合同点検の実施の検討

 

・子どもたちを対象に危険を回避するための訓練を実施

 

・小学校の保護者会の会長を務めていた男が逮捕されたことから、選任の在り方についても今後検討していく

 

なお、本件については、NHKをはじめ多くのメディアで報道されています。下記は、NHK(2017.4.24)です。

 

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千葉 松戸市 女児殺害受け子どもの安全対策強化へ

 

先月、千葉県松戸市の小学生の女の子が殺害された事件を受けて、今後の安全対策を話し合う市の会議が開かれ、防犯カメラの増設や安全教育の充実などの具体策が示されました。


この会議は、先月、松戸市の小学3年生の女の子が殺害されているのが見つかった事件を受けて緊急に開かれ、本郷谷健次市長や教育委員など合わせて5人が出席しました。

 

会議では、市の担当者が事件からこれまでの対応について説明したあと、今後の安全対策を示しました。


この中には、市内の小学校の通学路を対象に、ことし10月までに31台の防犯カメラを設置し、女の子が通っていた小学校の通学路には先行して来月末までに3台を設置することや、夏までに一般公用車すべてにドライブレコーダーを搭載すること、それに、子どもたちを対象に危険を回避するための訓練を実施するなど、安全教育を充実させることなどが盛り込まれています。

 

また、小学校の保護者会の会長を務めていた男が逮捕されたことから、選任の在り方についても今後検討が必要だとしています。

 

会議のあと、本郷谷市長は「事件をきっかけに、行政や学校だけでなく、家庭や地域も一緒になって、子どもたちを守る対策や運動をさらに強めていきたい」と述べました。