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    城東高校・徳島市立高校理数科

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               碩学ゼミナールの衣笠です。

 

 

21017年第1回基礎学力テスト「社会」

【傾向分析編】

「地理」分野

全体的に、例年より難易度は高めです。過去5年間では

平成26年と並び生徒は点数が取りにくかったと思います。

傾向としては、知識・思考力のどちらにも偏らず良質な問題だったと思います。

では、具体的に問題を見ていきましょう

1番の(1)はインドの西部分が、南アジアであることと

その雨温図が判別できるかを問う問題。この分野では、西アジアのサウジアラビア等の雨温図出題が多いので、少し戸惑った生徒がいたかもしれません。

(4)は大陸の断面図を提示して、それがどの大陸のものかを答えさせる問題。断面図の問題は、ほとんど東西の断面図が多いのですが、今回は南北の断面図になっています。ユーラシア大陸で、標高4000m~5000mの台地状のチベット高原やヒマラヤ山脈の様子など、まず基本的な事項を暗記していること。それに加え、他の大陸のアンデス山脈やロッキー山脈の形状も理解している必要があるので、定期テストの知識と思考力を組み合わせた良い問題だと感じます

(4)の語句の説明がなく、各国の農業の様子にあてはまる写真を選択させる問題も、アメリカ合衆国の農業の写真が、トラクターや大規模農場を写したものではなく教科書の円形の農場の写真でした。フランスの農業の写真も教科書のぶどうの収穫風景でした。語句の説明なしで、写真だけで判断させると誤解が生じる恐れがあるためこの形式の出題は少ないのですが、今回は教科書と同じ写真ということで問題がなかったと思います。他の写真もモンゴルは羊の遊牧の様子。コートジボアールもカカオの実の写真でほば教科書と同じ写真。この問題にふれて、改めて教科書の資料、写真の重要性に気づいた生徒もいたことと思います。

 

(5)の(c)の問題は、日本と東南アジアの関係を輸出入・海外進出の面から述べたア~エの4文から資料から読み取れないものを選択する問題。資料を読み取ることに慣れていれば、そう難しい問題でもありませんが、暗記のみで資料から推測して判断する経験の少ない生徒は、この種の問題では、本人でさえ想像できないような凡ミスをしてしまいます。

また(6)の問題でも、地図上にXの国として、オーストラリアを示して、アジアの国との結びつきを示す資料を掲示し関係のないものを選ばせています。まず、Xの国がオーストラリアだというのは9割近くの生徒が理解していると思います。その上で、アボリジニが先住民族で、アボリジニの居留地域の資料が、海外との関連がないと判断すべき問題ですが、ただ語句を暗記しているだけでは、この問題も思ったほど正解できないかもしれません

2番の(1)(2)は日本の領土の範囲の問題。地図に、200海里経済水域が示されているので、その資料を自分で参考にして活用できれば、正確に暗記していなくても、正解が導き出せます。ただ、緯度はわかっても、日本の軽度の範囲を「暗記」だけで解こうとすると、思った以上に難易度が上がります。

(4)はリアス式海岸について、ア~エまでの文章から、あてはまらないものを選ぶ問題。

 

一般的に選択肢の4文を示しての選択問題を作成するとき、ア~エのどれか一つに、まず受験生の80%が「正解でない」とわかる選択肢(文)を作ります

次に、残りの3文のうち、50%~60%の生徒が「正解でない」とわかる設問文を作ります。ここまでで、50%~60%の生徒が、正解以外の2つの選択肢(文)を消して、残った2つから選択出来ることになります。最後の2文は、もっと正解率の低い設問にすれば、ただの勘で答えている生徒と、ある程度の知識を持っている生徒の正解率が確実に変わってきます。かつて、衣笠が2000名程度が受ける塾外模試の問題作製を依頼されていた時も、そのようにしていました。

 

(4)のこの問題は「遠浅の砂浜が広がっている」という部分が、間違いなのですが、このような形式の問題に慣れていないと、うっかり勘違いしたという生徒も多かったのではないかと思います。

(5)も都道府県の面積と人口の資料読みですが、正解の数を示していなくて、正しい内容をすべて選ぶ問題なので、難易度がグンと上がっています。資料から読み取れるとしても、現在日本は、少子高齢化であるとか、三大都市圏が過密状態にあるとか、最低限の基礎知識を暗記していないと正解までたどり着くのは意外に大変かも知れません。

(7)(a)「竿燈まつり」の写真(教科書にも掲載あり)を示して、県名を答えさせる問題には「竿燈まつり」と名前が書いてあるので、答えやすいですが、意外に東北地方のお祭りの名前を知らない生徒も多いようです。

(b)の問題は、円グラフを読んで、東日本の米の生産にしめる東北地方の割合を選ばせる問題ですが、結局、東北地方の6県の名前を暗記できているかどうかがポイント。これは資料読みの形をした定期テスト範囲の暗記問題といっても良いとおもいます。

以上が「地理」分野の特徴的な問題ですが、基礎的な語句とその意味の暗記

資料を読んで活用する力が要求されており、冒頭にも書いたとおり

バランスの良い問題になっていると思われます。

 

「歴史」分野

ここからは、「歴史」分野です。

3番(2)の青銅器の使われ方について説明させる、記述問題は

過去に基礎学では、あまり出題されたことがないので、難易度が高い

と感じた生徒もいると思います。

(5)(b)平安時代の説明で、班田収受の法、口分田に関して

の間違いを選択する問題も、奈良時代との区別がつけにくかったかもしれません。ただ、口分田が家族にではなく、個人に与えられるということをわかっていれば、正解は出せたと思います。

 

4番は1192年~1825年までの年表を示して各年代の事例を問う問題。総じて例年の基礎学の傾向に似ています。

「ザビエルによってキリスト教が伝わった理由を、海外のできごとと関連付けて書きなさい。」など

年代も含め、事件・出来事を海外の事例と関連付けて理解し暗記することがより必要な内容となっています。

5番は、明治時代から現在まで、(1)~(5)までの5問のうち

2問が記述問題。その中で「第一次世界大戦中に、日本の輸出が輸入を上回った理由を書かせる問題」は、どこまで詳しく書けばよいか判断しづらい部分もあったと思います。

(3)は実質、年号を暗記しているかどうかを問う問題ですが、満州事変を「柳条湖で南満州鉄道の線路を爆破」と記述して、事変名を出していないので、問題文をじっくり読む必要があります。

 

「地理」分野「歴史」分野とも、どれだけ一字一句問題を吟味しながら読めるか否かで、かなり点数が変わってくると思います。今年は 基礎学においては、「社会」でも、ある程度の「国語」読解力と、基礎学・入試問題の問題形式への慣れの必要性を改めて感じました。

 

また、今回の問題は、「地理」「歴史」とも例年以上に、教科書をまず読み直したかどうかが得点に影響したのではないでしょうか。

 

【対策編】

まず80点を確実に取るためには、地理では、都道府県の位置と

名前、中部地方、関東地方などの位置と県名、代表的な雨温図や地図記号や重要語句などの基本事項を受験用まとめ教材で暗記する。その際、教科書の該当部分を「音読」する。ただ、読むだけでは頭に入りにくいですが、すべて暗記していくと、時間がかかりすぎるので、「音読」すると良いと思います。

その上で、自分に合ったレベルの問題集を解いて、答え合わせをしても納得できない部分は、教科書の後ろの索引で調べて、教科書の該当箇所を書き写すか、何度もその部分の教科書を「音読」をするという勉強方法が合っているように思います。

 

90点~100点を目指す場合は、前述の暗記事項を、必修テキストや新ワークなど教科書準拠問題集の完全暗記にまで広げて、徹底して暗記した上で、早めに全国公立高校入試問題に手をつけたほうがいいでしょう。

 

歴史も、原則的には同じですが、まず歴史は一問一答の完全暗記が必要です。

碩学ゼミナールでは、厳選した歴史429問を全クラスの塾生に暗記してもらっています。次に年号暗記、最重要年号30、標準年号70を作成しチェックテストをして暗記の定着をはかっています。(トップレベルは年号100個)

その上で、入試標準問題集を1冊問題も答えも暗記するくらい、くり返し解いてから、高校入試問題に進んでいけば良いでしょう。

 

【総評】

基礎学の「社会」に関しては、「ゆとり教育」以前は、ほとんどの問題が暗記のみでした。

また、「ゆとり教育」中は、特に「地理」の分野では、大部分が資料読みとその活用でした。

今回の基礎学は、基礎事項の暗記とそれを活用・応用した写真・資料読みが中心に出題されていました。難易度は、少し高めでしたが、時代の流れに沿った

良質な問題だったと思います

                   碩学ゼミナール 

 

社会担当 衣笠

 

 

 

 

 

 

 

徳島市立高校理数科、城東高校志望者向けに

緊急集中講座 KINUGASAの「社会」を以下の要領で実施します。

本来、塾内生向けの講座ですが、塾外生2名も受講を受け付けます

興味のある方はお問い合わせください。

 

KINUGASAの「社会」(3時間×2回)

1回目 10月29日(日)午後6時~9時

2回目 11月3日(金)(文化の日)午後1時~4時

        受講費 5000円

        (欠席された場合、受講費は返金します)

 

 

 

 

 

 

 

 

碩学ゼミナール塾長・衣笠 経歴

城西中学・城北高校・立命館大学経済学部卒 / 保険毎日新聞に記者として入社 / 帰省後、県内大手進学塾にて本部長・教務部長・校舎長、

香川7校舎統括責任者。家族(嫁、長女、長男、母)をこよなく愛する。

毎日一人ひとり全員とあいさつをした後、父のお仏壇に手を合わせるのが日課。趣味は読書と野球観戦。好きな食べ物は辛口カレーライス。

元認定教育コーチ・青少年育成協会元研究員・子育てに関しての母親

セミナーも手がける。

 

 

 

 

 

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