今回は、大学と英語の関係について書きたい。

 

以前の記事で、今後の大学運営における、英語の必要性について書いた。大学の教員を目指している人も含めて、今後英語の必要性が益々高まるだろうという予測を書いた。

 

以下に、いくつかの例を挙げる。

・変化していく、大学の教員と英語の関わり https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12755318826.html

・大学の教員と、英語の関わりにおける新たな時代 https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12756930770.html

・大学の改革のために、必要なこと https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12799420119.html

 

大学の運営について、筆者の予測した流れが実際に起きつつあると感じた記事が、2023年8月15日の読売新聞に掲載されている。

 

東京工業大学と東京医科歯科大学が合併して、2024年に新しく開設される「東京科学大学」について、英語を学内の「第2公用語」とする方針であることが発表された。両大学の学長による新聞のインタビューを読むと、既に東工大の大学院の講義はほとんど英語だが、科学大では、事務の職員も含めて英語ができるようにするという。

 

世界の大学間における、留学生の獲得などの熾烈な競争を見れば、これは自然な流れだと思う。むしろ、遅いくらいだろう。

 

また、8月30日の読売新聞の記事には、文部科学省が公表した、学校における国際化の取り組みのプランが紹介されている。留学生の受け入れの促進だけではなく、海外の大学との共同プログラムの策定や、日本の大学が海外キャンパスを設置することを支援するという。

 

更に、9月2日の読売新聞の記事によると、「国際卓越研究大学」に選ばれた東北大学の改革案に、「日英公用語化」が含まれるという。これは、上記の「東京科学大学」のケースと同様のものだと思う。

 

このような状況が進んでいけば、英語を一定以上のレベルで使えるようにならなければ、大学で働くことは困難になると思う。

 

今後は、知名度のある大学を中心として、上記のような変化が進んでいくだろう。そして、変化の度合いは小さいかもしれないが、比較的知名度の低い大学でも、これまで以上に英語を重視する流れは起きると考えている。

 

特に、これから大学の事務職員や教員を目指す人には、言っておきたい。今後は、一定水準以上の英語力は、採用の際に大変重要な判断材料になると思う。例えば教員を目指す人であれば、英語がおぼつかない人の評価は、博士号を持っていても、論文をたくさん発表していても、低くなるだろう。

 

かつて、筆者の知人の一人は、「今後はAIが発展して、通訳のアプリの性能が向上するから、英語力は必要ない」と言っていた。

 

しかし、昨今の状況を見ていると、現実は異なる。英語の重要性は、むしろ増えている。

 

百年後の世界がどうなっているのかは分からないが、今の時代を生きる私たちにとっては、英語の重要性は増える一方だと思う。英語の重要性にばかり注目が集まる昨今の風潮には批判もあるかもしれないが、これからの社会で活躍するために、英語はとても重要なツールになると思う。

 

これは、若い学生だけではない。大人だって、転職や昇進の際に、英語力が重視される機会が増えると思う。

 

今からでも、遅くはない。特に、役所などの公的な機関、交通機関、医療、観光、教育機関、国際的なビジネスを行う会社で働く人は、英語の勉強をするべきだと思う。

 

後回しにして、気づいた時には挽回が難しくなっているような事態を避けるためにも、英語の勉強に取り組むべきだと思う。

 

(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp