なぜ野田氏が代表になれたのか。これを疑問に思う人は多いだろう。小沢氏は民主党最大のグループなのに海江田氏を当選させられなかった。この背後には対米従属を強化したいという官僚組織が野田氏を当選させるために裏工作をした可能性が十分にある。海江田氏の考えは脱官僚、脱アメリカ的だ。野田氏の考えは官僚の立場を強化させて対米従属を延命させることにある。当然、小沢グループや小沢氏またはそれに見方する勢力を排除しようと総動員した結果だろう。


今後どうなるかであるがアメリカの経済破綻がおきるのは時間の問題だ。米国の覇権こそ日本の官僚組織が求めていることであるがそれはできなくなる。アメリカの代理人たる官僚が権力の源泉たるアメリカの覇権が世界から消えたとき日本の政治家などが新たな勢力を作るだろう。そうなれば野田氏は総理大臣の座を追われるかもしれない。米国の覇権がどうなるかですべてが決まるだろう。