第2962の解体ーなぜ何もないのではなく何かがあるのか その4 | 世界解体

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知らないことは ボクらの道を狭くする
情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
世界解体は その力強い 道連れだ!

語り得ないモノは確かに語り得ない・・・

なぜ何もないのではなく
何かがあるのか


しかし、それは考えられないということではない。

ヴィトゲンシュタインはそう言ったし、そもそも解答の存在しない
疑似問題だとする考えもあるけど、「なぜ何もないのではなく何か
があるのか」について考える時、ボクらはその解が今のところ得ら
れないのはジブンたちのノウリョク不足なのか、はたまたいくらノ
ウリョクが上がっても得られないことがこのセカイにはあるんだと
いうことなのかについても考えているんだよね。

そして、決して万能な存在にはなり得ないボクらには

決して解けないナゾが永遠に残る

んだよ。それらを未解決問題と呼ぼうが、何と呼ぼうが、そこから
ボクらは謙虚さについて感じ、考えることが必要なんだ。

知れる限りのところまで知る必要はある

そんな性質を避け難く持っているイキモノがニンゲンである以上、
それは仕方のないことなのだろう。

でもね、そこには超えられない壁が確実に存在してるんだよ。
ボクらはそのことをシッカリと感じられていない。そして、考えら
れてもいないんだ。どれほど感性が鈍くても、その考えが稚拙でも、
ボクらは常に傲慢で、粗雑で、荒々しく、自己本位で、貪欲でいて
貧しい。

そんなホンショウがボクらから取り上げているものは少なくないん
じゃないかな? ホントはもっと違うことが出来るはずなのに、こ
んなことになってしまっているのではないだろうか?

答えられない問いを前に、さらけ出され、解き明かされるのは「な
ぜ何もないのではなく何かがあるのか」に対する解答ではなくて、
「ジブンたちとはナニモノなのか」についての解答なんじゃない。