さて、もう少し知識を増やそう。
大型ハドロン衝突型加速器(LHC)
このセカイにはまだまだ分かっていないことがいっぱい。
LHCとは何ぞや?
相対性理論、量子論の登場で飛躍的な発展を前世紀に遂げた物理の
セカイだけど、実は発展すれば発展するほど、分からないことが次
々に出て来たというのがホントのところなんだよね。
一般的には未解決問題と呼ばれるこれらの謎の中には、その解明に
特殊な環境、つまり、キョーレツなエネルギーを必要とするものが
結構あるんだよね。そこで登場したのが「大型ハドロン衝突型加速
器(LHC)」なんだよね。
かいつまんで説明すると、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)と
いうのは、1980年におよそ8兆円の巨費を投じて建設されたん
だよね。スイスのジュネーブ州北部、フランスとの国境の近くにあ
る欧州合同原子核研究機構(CERN)が地下100メートルに作
った、全周27キロメートルのリングを持つトンネルのことなんだ。
仕組みを説明すると、この山手線ほどもある巨大な加速器の中で、
双方からそれぞれ逆回りに入射された高速エネルギーの陽子ビーム
を4カ所で1秒間に数100回正面衝突させて、フツーではない粒
子の存在を観測するということだね。
まあ、細かいことはよく分からないかもしれないけど、この装置で
ボクらの生きるこの宇宙とは一体どういうものなのかということが
分かって来ると考えていれば良いね。
解明のためには爆発的なエネルギーが必要
これって何も宇宙だけのことじゃないね。
ボクらがジブンのことを解明するためにも同じことが言えるんじゃ
ない? しばらく知を増やそう。