第1203の解体ー日本 その2 | 世界解体

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氷河が溶けて極東に大きな島が・・・

日本

それからそれから・・・

ニホンという国が始まったのは神武天皇が即位した紀元前660年
だというような神話的な解釈もあるようだけど、実際のところは、
はじめての中央集権的なシステムである大和朝廷が出来上がった西
暦300年代後半か、中国の属国のようなかたちになるのを避ける
ために国家的なシステムを急ごしらえし始めた西暦600年後半と
見るのが妥当だろうね。つまり多めに見て

ニホンは生まれてまだ1600年ぐらい

ということだね。

もちろんそれよりずっと前から今のニホンの国土にはヒトが住んで
いて、それぞれ細かい単位では決めごとがあったり、果たすべき義
務があったりしたんだろうけど、国家と呼べるほどのものではなか
ったんじゃないかな。そういった意味では国家としてもアイデンテ
ィティーが確立したのはそれほど大昔のことじゃないよね、きっと。

ともかく、東アジアにありながら大国である中国の手下にならずに
第二次世界大戦の敗北まで他国による支配を受けなかったこと、そ
して、ほぼ単一民族であったことがこの国の独自性をより強めてい
くことになるんだ。

でもね、国の個性を強めたことの中味がそこで暮らすニンゲンそれ
ぞれの個性を埋もれさせるということになったというのは何とも皮
肉なことだね。