ボクらは病んでなんかいない!
精神を病むということ
どうしてもそう思いたいみたいだね。
ボクらは自分のことをオカシイ奴とは思っていない。ほとんどの
場合ね。でもさ、ホントにそうだろうか?
ボクらは基本的に
自分の事で手一杯
その上、
かなり弱い
よね。
自分の欲望に弱い、そのくせ希望、夢を絶対に叶えてやるぞ~と
いう願いも、それに不可欠な努力をすることにも弱い。結果とし
て、思わぬ人生が展開されてしまってることに対して責任を取る
自覚も弱いし、その現実を受け入れていく力も弱い。
やがてボクらはその弱さに呑み込まれてしまって、心に安らぎな
く、こう生きていきたいという生き方とかけ離れた日常、そこで
の自分の立ち居振る舞いに何とも言い難い不安と不満を抱え、ど
うにかしようと奮い立つ気持ちもなく、遂には脳にもある種の異
常事態を招いてしまう。そして、その状態が長く続けば、人生は
現実感をなくし、なが~い悪夢のように感じられてくるんだよね。
精神を病むこと。
今のボクらの生き方、その生き方を生むボクらの本質からすると
避けられない。病気というレベルにまで到達するかどうかは、個
人個人の耐久力と、深く感じない心にかかってるんだ。
心に傷を負うボクら。
決して健全じゃないんだよね。