第427の解体ー精神を病むということ | 世界解体

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分かりにくいけどとっても多い?

精神を病むということ

その構造に迫ってみよう。

周りを見渡すまでもなく、自分自身をしっかりと見てれば分か
るはず。ボクらの心はそんなに上手く仕上げられていない。簡
単に沈み、簡単に興奮し、ボクらが自在にコントロールするこ
とは出来ないよね。そう、ボクらの心は


大なり小なり病んでいる

「自分はゼ~ッタイに違う!」と言いたいヒトもいるんだろう
けど、残念ながら、完全に健康な心を持ったヒトなんていない
んじゃないかな?

前置きはこれぐらいにして、精神を病むというのはどういうこ
とを指すのだろうか? 今のところハッキリと「これが精神病
だ!」と言い切ることはボクらには出来ない。専門家の間でも
一定の精神病の定義はなくて、学派によって、個人個人によっ
て違うと言っても良いぐらいなんだよね。どうしてそうなるの
かと言うと、


心は見えないから

なんだよ。MRIでもPETでもレントゲンでも見ることは出
来ない。ロールシャッハや夢分析、連想、箱庭作りなどの結果
から推し量るしか無い、ドコまでいっても覚束ないものなんだ。

しかし、実際にボクらは心を持っている。心、つまり精神活動
のすべて、換言すれば、ボクらの脳を中心とした内面的な動き
のすべてこそが心、精神だね。

その誰も見たことも触ったことも無いものが病むとはどういう
ことなのか? これはちょっとムズカシイ解体になりそうだけ
ど、かなり面白いところにボクらを連れて行ってくれることに
なるのでお楽しみに。