第149の解体ー心霊 その4 | 世界解体

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心霊

しっかりと解体だ。

①見ることのメカニズム ②暗示 と見てきた。次は


記憶

だ。これも大いに関係がある。まず記憶のメカニズムを押さえよう。

事実・体験etc⇨感覚器官⇨大脳の知覚野皮質⇨海馬

こんな感じだ。怒り、悲しみ、性的な快感などの情報は視床下部で
処理されてるため大脳皮質を介さず直接に海馬へと伝えられ、記憶
されるためキョーレツな記憶になるんだって。恐怖もそうだよね。

ここでもうひとつ押さえておかないといけないのは、海馬は短期的
な記憶を司るということ。つまり海馬は一時的なメモリーで、しっ
かりとした記憶は大脳の側頭葉、頭頂葉というハードディスクへと
移されてはじめて長期的な記憶になるんだって。

そこでだ。


事実・体験etc⇨感覚器官⇨大脳の知覚野皮質⇨
(海馬⇨大脳の側頭葉、頭頂葉)


こうなるんだけど、この( )の部分で色んな事があるんだよね。
いわゆるバグだね。

様々な要因が絡み合って「霊体験」をしたと感じる事があったと
しよう。その体験を誰かに語っている間に、自分の中で考えてる
間に,あったことなかったこと関係なく、自身の体験を真実だと
感じたい心理が働くんだよね。だってはなしのタネになるもんね。

そう思いたいように記憶される

という事が起こっちゃう。こうなるとボクらは自身の記憶にも翻
弄されてしまうんだね。「オバケを見た!」という記憶はあるけ
ど,それがホントにあった、正しいとは言えないんだ。


見えてきたでしょ。少しずつ。でもね,

幽霊の正体見たり枯れ尾花

なんて結論にはいかないよ。そんな単純なものではないんだ。
楽しみに!