第63の解体ー進化論 | 世界解体

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世界を神が創ったのなら、決して容認出来ない考え方。

進化論

これを解体しよう。

「進化論」と聞いたら何を思い浮かべる?
多分、ダーウィンてことになるかな? でもそれだけじゃない。
ざっと押さえとこう。

「進化=進歩」 と決めつけそうだけど、ここでいう「進化」はどちら
か言うと、「変化」に近いだろうね。地球上に最初に生まれた生物と
ボクらを比べたら、かなり違うよね。でも、同じようなやつもまだい
るんだよ。種類が多くなっただけで、必ずしも進歩だとは言えない。

進歩ではなく変化

進化論の本質を押さえたところで、進化論はダーウィンだけではない。
むしろダーウィンの進化論はすこし時代遅れ、ニュートン物理学のよ
うな感じともいえるかな。どんなものがあるか見てみようか、


① ダーウィン進化論
② ネオ・ダーウィニズム
③ 今西進化論
④ 断続平衡説
⑤ 連続共生説
⑥ 中立進化説
⑦ 利己的遺伝子説
⑧ ウイルス進化説


と、ザッと上げただけでもこれぐらいある。
でもさ、進化というのは、地球的な時計で見てやっと分かるぐらいの
時間レンジで起こってくることなので、ニンゲン的な時計で見ると、
残念ながら見ることは出来ないんだよね。
「わっ!こいつ、今、進化してる~!」なんてことにはならない。
なが~い時間をかけてちょっとずつ変わっていくんだよ。

時代遅れだと言っても、ダーウィン進化論が無効ってことじゃない。
今でも王道であることはニュートン物理学と同様だ。
1800年代のヒトであったダーウィンが、進化論を説くというのは、
キリスト教を敵にまわすことでもあった。
「すべての生き物は、神がお創りになった」
というスタンスのヒトたちに、「突然変異と自然淘汰」という神の
不要を宣言。すったもんだの末、しぶしぶ、ローマ法王が、進化論の
正当性を認めたのは、ダーウィンが死んでから66年後のことだった。
こういうところを見ても、


いかに宗教が柔軟性に欠けたシステム

であるかが分かるよね。
進化論にはとても面白いことが多いので、
何回かに分けて解体していこう。