肌へダメージを与える恐ろしい存在の“紫外線”ですが、きちんと対策ケアをしていますか? 夏が始まったばかりの頃は意識もしっかりあるので、こまめに日焼け止めを塗るなど紫外線対策を念入りにしていた人も、中盤戦に入って中だるみしがちに……。
でも、刺激的な紫外線はまだまだ続きます。改めてその脅威を確認して気を引き締めていきましょう!
そこで今回は、美容ライターである筆者が“紫外線が肌に与える悪影響”をご紹介します。
■1:ファンデが浮いちゃうパサパサ乾燥肌
紫外線による肌ダメージで怖いのが、乾燥肌を引き起こすことです。乾燥した肌ではメイクのりも悪く、せっかく塗ったファンデーションも時間が経つにつれ、パサパサ乾いた肌から浮いて、粉を吹いてしまいます……。
それは紫外線によって肌の角質層が破壊され、水分を保持するバリア機能が低下することが原因でもあります。
紫外線対策はもちろんですが、日々の紫外線で蓄積したダメージをケアするためにも、メイクをしない日は化粧水で潤いをしっかり補給し、肌を労ってあげましょう。
■2:シワ・たるみのせいで老け顔に
顔の印象を一気に老けさせる、くっきり浮き出たシワと重力に逆らえず下がっていく皮膚のたるみも、紫外線ダメージの悪影響が関係しています。
これらの老化を引き起こさないため、肌にとって“ハリ”はとっても重要ですが、紫外線を浴び続けると、このハリがどんどん崩れていってしまいます。肌の内側にある“真皮”という層で作られるはずのコラーゲンやエラスチンといった成分が紫外線によって破壊され、ハリが失われる悪循環に。
紫外線対策を怠っていると、周りから「最近老けたね」なんて言われてしまうかもしれません。
■3:徐々に増えていくシミ・そばかす
肌は紫外線を浴びると、メラニン色素という成分を生成します。メラニン色素は一般的には紫外線から肌を守るバリアのような役割をしています。
通常であれば、このメラニン色素は肌のターンオーバーにより定期的に剥がれ落ち、新しいものが生成されるサイクルを繰り返します。
しかし、加齢や疲れなどで肌のターンオーバーが正常に繰り返されていないと肌は、本来剥がれ落ちるはずだった古い角質が蓄積されることに。すると、肌に残ってしまったメラニン色素が沈着した結果、シミやそばかすに変化してしまうのです。
上記のように、紫外線をたくさん浴びていると、目に見えて肌はダメージを蓄積してしまいます。もちろん日傘で日光を遮ったり、羽織もので直接紫外線を避けることも重要ですが、肌の内側にたまった紫外線ダメージは、それだけではケアしきれません。
内側からケアするには、たっぷりの化粧水で肌へ水分補給し、しっかりと保湿をすることが大切。内側に蓄積されたシミ・そばかすの原因にも繋がる“メラニン色素”の沈着を防ぐためにも、肌のターンオーバーを促進させることを意識しましょう。
ビルに囲まれたオフィス街では空から降り注ぐ紫外線以外にも、激しい照り返しで全身に太陽を感じます。中だるみして「ちょっと日焼け止め塗らなくても大丈夫でしょ!?」と紫外線対策をさぼっていると、後々浮き出てくるシミやそばかすにゾッとするかもしれません。気を引き締めていきましょう!