死ぬまで現役 下半身のツボ ED治療は“気持ち”から | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

 「EDの8割が心因性であることを踏まえると、心理学を利用することでED解消にもなると思います」こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 心因性EDとは、その名の通り心の要因が勃起不全に繋がっている症状。
 「セックス時に巻き起こる極度の興奮や緊張、不安はもちろん、日頃の仕事のストレスなどによっても、EDは発症するのです」

 EDの8割がコレに当たるというように、ほとんどの男性が、本当なら勃起するはずのペニスが、様々な心の問題によって機能しなくなっているのだ。言い換えれば、EDは“気持ちの持ちよう”とも言えるだろう。

 では、EDを解消する心理学とはどういうものか。「例えば、男性は“赤色”に興奮しやすいという傾向があります。

 

赤い服を着た女性しかり、寝室のカーテンや枕の色を赤っぽくするのも一つの手ですね。ちなみに、飲み屋の『赤ちょうちん』も男性のこの心理を利用して、あの色になったと言われています」


 興奮を高めやすい色だけに、セックスのマンネリ化や、性行為そのものに不安を感じる男性は、どこかに“赤”を取り入れてみるといいかもしれない。

 また、こんな手もある。
 「セックス前にほんの数分で構わないので、腕立て伏せやスクワットなどをするのです。この程度ではトレーニング効果は期待できませんが、心拍数を上げることで、人間の気持ちは前向きになるんです。よし、やってやるぞ! と気合が高まるんです」

 一方、セックス時に興奮し過ぎる男性も問題だ。
 「滅多にセックスを楽しむ機会のない男性ほど、異様に興奮してしまって、逆にペニスが勃起しないんです」

 なぜか…。勃起とは本来、副交感神経が優位な時に起こる現象だからだ。


 「副交感神経とは、リラックスして、ゆったりとした気分の時のこと。要は幸せな気分の時に起こるのです。ところが、興奮度が高過ぎると、幸せを感じるどころか、脳が勝手に戦闘状態に入ってしまって、“勃起などしている場合ではない”と判断してしまうんです」

 もちろん、適度な性的興奮は必要だが、興奮し過ぎは、逆にダメなのだ。ちなみにこれは、初体験に挑む童貞男子にもよく見られる現象だという。「これを解決するのも、やはり心理学。

 

一番好ましいのは、柑橘系の香りを嗅ぐことです。気分を落ち着かせる効果があります」パートナーに柑橘系の香水をつけてもらうのがベスト。それが難しければ、枕などにそれらの匂いを付けておくといい。

 最後に、セックス以外のストレスを抱えている場合。


 「あえてセックス前だけ、好きなものを腹いっぱい食べるのです。いわゆる暴飲暴食で、普段はするべきではない。ただ、やはり人間は美味しいものを食べると、ストレスが軽減されて、満腹感が続く間はアレコレと悩まなくなるんです」

 ストレスを解消するには、「趣味に没頭する」「音楽を聴く」「散歩をする」といった手があるが、突然、セックスする機会が巡ってくることも多い。そういう時は、迷わず食べまくろう!

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。