『駆け込みドクター』でも取り上げられていたアルツハイマーの症状と対策 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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アルツハイマー病は認知症の一種です。認知症は記憶・動作・認知など知的機能が継続的に低下する病気で、このアルツハイマー病は脳の神経細胞が死んでいく「神経変性疾患」の代表格です。この病気の症状と対処法について見ていきましょう。

◆アルツハイマー病の症状
アルツハーマー病になると、大脳の表面に広がる大脳皮質が萎縮します。また、βアミロイドというタンパク質が脳内に溜まり、脳のゴミ「老人斑」が作られます。さらに、マイネルト基底核と呼ばれる神経細胞が変性・脱落することでアセチルコリンという神経伝達物質の分泌量が減少します。

◆中核症状と周辺症状
12月7日放送のテレビ番組『駆け込みドクター』でも紹介されていたように、アルツハイマー病には認知症に共通して見られる中核症状と、そこから派生してくる周辺症状が見られます。

●中核症状
・記憶障害:直前のことを忘れる、同じことを何回も言ったり聞いたりする、ものや人の名前が出てこない、置き忘れ・しまい忘れが目立つ

・見当識障害:今日の年月日や曜日が出てこない、時間や場所の感覚が不確かになる
・実行機能障害:日常生活で当たり前のことができなくなる
・判断能力や興味、関心の低下

●主な周辺症状
・暴言、暴力
・妄想:特に親しい人が自分の物を盗んだという、物盗られ妄想
・徘徊:あてもなく外を歩き回る

単なる物忘れやうつ病にもこれらの症状は見られますが、物忘れやうつ病の場合は本人に病識(=自覚症状)があります。一方、アルツハイマー病を含む認知症には病識がなく、家族や周囲が気づいて訴えることがほとんどです。

◆アルツハイマー病へのケア
一般に、次のようなことがアルツハイマー病の患者をケアするうえでのポイントだと言われています。ただし、介護する側が消耗してしまっては共倒れになるだけです。国や自治体が提供する介護サービスを利用して、必要なサポートを受けましょう。負担が大きいと感じたら無理はせず、ケアマネージ1.本人も周囲も病気だと認めること

2.本人に病識がなく、言い訳をする、攻撃的になる、繰り返し注意しても改善しないといった場合でも怒らない

3.時間の感覚を保つため、カレンダーや日めくりを目立つところにおいて、毎日一緒に確認する

4.何かを伝える時は、できるだけわかりやすい簡単な言葉を使う。一度にいくつものことは言わず、1つのことを伝える

5.日常生活で失敗が増えてきても、見守りながら本人ができることはやらせる

6.徘徊を減らすため、部屋やトイレの場所をわかりやすくする。夜間徘徊を抑えるには昼夜のリズムを整え、夜眠るよう工夫する

7.失禁の予防のためにトイレに誘導する。周囲が便意や尿意の兆候を見逃さないようにする

8.家族が一人で頑張ることはせず、ケアマネージャーを介して、介護施設などを利用して介護負担を軽くする

◆アルツハイマー病の治療と予防
アセチルコリンの減少という原因から、これを増やし、認知機能を改善させる「ドネペジル」による薬物療法が有効と言われています。また、最近は、早期発見による予防が認知症の重症化を防ぐこともわかってきており、PETなどによる画像診断に注目が集まっています。

さらに、食生活、運動、人間関係など生活習慣を見直すことが予防や悪化防止に有効であることが指摘されています。ャーなどに相談するのが得策です。