「うつ病」を克服した経営者が語る復活までの2年半の軌跡:その6 逃避願望から長期入院へ!更に気持 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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「うつ病」を克服した経営者が語る復活までの2年半の軌跡:その6 逃避願望から長期入院へ!更に気持ちは落ち込んで…

 

現在、経営者として活躍中の村井氏は、3年前に突然うつ病になり、様々な苦しみを経験しながらも、克服しました。村井氏は、うつ病に苦しむ人々の為に改善のきっかけになればと考え、自らの体験を執筆しようと決意しました。

今回は、「うつ」状態が悪化していく状況について、語って頂きます。(なお、本記事内で説明されている症状、治療内容はあくまで村井氏個人の体験したものです。)

◆治療効果が現れない中、「不安」の質が変化…
いよいよ、心療内科の先生から本格的な治療を受けることになりました。中々効果は表れない中、心の「不安」の内容には大きな変化が生じていました。

従来感じていた不安は、会社の業績不振と打開策が見つからない事、自分の将来についてのものでした。

会社がこの苦境を乗り越えないと、自分も生き残れない。2度目の自己破産をしたらもう将来はない。

今すぐに売り上げを増やし、資金繰りの問題を解決しなければならないが、今のサービスだけでは無理。かと言って、いまさら新規事業を始めても、資金的にも厳しいし、直ぐに売り上げも立たない。

どうしよう…。という「不安」を増大させていく 毎日だったのです。

◆ビジネス最前線からの撤退願望、将来&周囲の目への不安
はっきりとうつ病だと告げられ、専門医に診てもらうことになった頃には、心理状態は大きく変化していました。

ここまで考えて来て、会社再建の解決策は見つからなかった。これ以上考え続けても、うつ病は悪化するばかりで、このままでは人生が終わってしまう。ならば、まずは、自分の病気だけを治そう。

とりあえず、目の前の資金繰りには一旦目途が立ったので、とにかく、自分がうつになった今の会社の今のポジションからは一旦離れよう。人がどう言おうと、撤退しよう。こう決断しました。

この段階で私を襲った「不安」は、会社を一旦完全に離れて、長期の療養をすることで、本当に回復するのか?回復しなかったら仕事も出来ず、収入もなくなり、家族を養う事が出来なくなるのでは…というものです。

この不安に加えて、気になったのは周囲の目。

社員はどう見るだろうか?株主は、ベンチャーキャピタルは、経営者仲間は…きっと負け犬と見るのではないかと言った「不安」も重なり、気持ちは更に落ち込んでいったのでした。

◆そして、長期療養へ
出張先の高知から診療内科には予約を入れ、ゴールデンウイーク明けに最初の診察を受けました。うつ病か否かの診断をするために3つくらいの筆記試験を受けました。

本やネットで、お金はかかるが、3か月くらい入院するとかなり良くなるケースがあることを情報として持っていたので、とにかく、直ぐに先生から入院を言い渡されるべく、重度のうつ病となるように記入したのを覚えています。

結果、初診で先生に言い渡されたのは、以下の事でした。
・うつ病で、状況は良くない。
・回復までに早くて1年~1年半は掛かります。
・中途半端に治すと30~40%再発します。

2回目の診療で、先生に状態の悪さ(つい、自殺を考えてしまう事等)を訴え、お金は掛かってもいいので良い長期療養型施設の紹介と一週間以内での入院を懇願しました。

幸運なことに、大変混んでいたにも関わらず、空きがあり、3か月の入院が叶いました。

当初、先生からは、長期療養型施設は、今すぐは空いていないが、テレビに出てくるような鉄格子のある病院なら、明日からでも入れますよと言われ、益々、自分の病気に「不安」を感じたことを覚えています。

豪雨の中、リュックサックにはち切れんばかりの衣類を詰め込んで、埼玉の郊外にあるリゾートホテルの様な入院施設を訪ねました。3か月の入院生活の始まりです。