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情報の取り込み方


日々、情報に接するわけですから、情報の取り込み方は非常に大事なことです

食料の栄養を身体に取り込む場合、言うまでもなく、食料がそのまま自分のものになるわけではありません。元の食材を細かく分解し、栄養素だけを吸収し、身体の各部に運ばれ、それぞれの部位で新陳代謝がなされます。

情報の取り込み方も同様です。他人の意見をそのまま自分の意見にはできません。今まで自分が築いて来た世界と、他人の世界は当然違うわけですから。
しかしややもすると、他人の意見を鵜呑みにしてそのまま言う人がいます(受け売りと言います)。
しかし、そのままでは、決して自分の知識にはなりません。整合性がとれないわけですから。

知識を吸収する場合、人の意見を分解し、自分の築いてきた世界の各部で、参考となることがあれば更新する。

従って、情報はまずバラバラにする必要があります。自分の世界と違う場合、どうしてかを検討し、納得できれば、その部分を更新する。


例えば、私が本を読む場合、線を引いたり、ツッコミを入れたりして読んでいきます。5~6回読み直し、参考になる点は自分の知識ファイルにインプットします。また、特に参考になった本は、パソコンで1枚のレポートにまとめます。著者の意見だけでなく、私の感想も入れます。


自分の知識体系を成長させるには、それなりの手続きがあるように思います。


以 上