穂高先生がXにてトレンド入り。


何だろう?とクリックすると、NHK朝ドラ関連だった。穂高最高裁判事が退任するらしい。


最高裁判事とう言葉で、急に子供の頃の出来事を思い出した。


小学校4か5年生頃、父の従兄弟である当時筑波大学教授で法律の権威と呼ばれていた叔父上のたっての希望にて、何故か当時の最高裁長官宅へご機嫌お伺いに連れて行かれた。


私とほぼ同年代の長官のお孫さん(男の子)が庭に穴を掘り、長官が穴に落ち、骨折なさった。と、長官はお爺様がヤンチャな孫の事を話す雰囲気にて苦々しげに溜息をついてらした。


応接室では、例のお孫さんが応接室に行儀よく座っていた私をチラチラと部屋の入口などから垣間見ていた。


そして何故か、私を庭へ案内するようお孫さんへ指示が出、若い2人?(小学生!!)だけで庭へ。


ほぼ埋められた、例の穴も、お孫さんから自慢気に見せてもらった。


今思えば、お見合いであったのだろうか?


これは、目白の祖母の家に滞在中の出来事であり、父の許可を得ていなかったらしい。


父は激怒し、最高裁長官のお孫さんとその後2度と会うこともなかった。


思い起こせば、なろう系小説に出てくる「貴族は子供の頃から婚約者」の世界のお見合い!!


戦後、かつての特権階級は零落れたものの、血筋を尊ぶ名残りがまだあった時代の話だ。


現在、お金はジャラジャラとあっても、品無く、話し方も所作も汚く、卑しい人相の者の何と多い事か。


成金の家に生まれなくて良かった。零落れても、自分血筋が好きだ。お金は仮に一夜で得られても、何千年もの古き家の血はお金では絶対に得られない。


最近、なろう系悪役令嬢ものが定着している。冤罪にてトンデモなく悲惨な目に合わされるものの、時間が巻き戻り、自分を貶めた相手へザマア系の仕返しをしたり、同じ轍を踏まずに人生を切り拓く物語を一読者として受け身にて読んでいた。


だが、ここ数週間、ふと、自分との共通点に気付く。


罠に嵌められてやられっぱなしになる程、私は弱くない。


一億倍返しだ!