大統領はトランプさんになりました。

今日のスポーツ報知。

作家の佐藤優さんのコメント参考になります。

 

ちなみにこの方は今回の大統領選挙を

「嫌われている人とすごく嫌われている人の争い。

普通の方は候補にいなかったため有権者が投票に迷う選挙。」

とも言っておりました。

 

 

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161110-00000044-sph-soci

 

作家・佐藤優氏、「現実的な判断する」トランプ大統領は「歓迎すべき」北方領土問題前進も

 

米大統領選は8日投開票され、共和党候補の実業家ドナルド・トランプ氏(70)が大接戦の末、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(69)を退け、勝利した。共和党は8年ぶりに政権を奪還。トランプ氏はニューヨークで勝利宣言し「私は全ての国民の大統領になる」と述べ、国民融和を呼び掛けた。排外的な主張で物議を醸したトランプ氏が事前の予想を覆して逆転。来年1月に史上最年長で新大統領に就任するが、日本はどうなる!?

元外務省主任分析官の作家・佐藤優氏(56)は、スポーツ報知の取材に答え、トランプ新大統領の誕生を日本の国益の観点からは「歓迎すべき」と話した。

「クズ呼ばわりをする報道がなされていますが、日本では米国発の偏見と合わさって二重の偏見で見られている。彼は『アメリカファースト』の考え方ですが、相手の国の利益も考えて、折り合いをつけていくタイプ。日米同盟は維持できます。トランプ氏は日本で言えば田中角栄、竹下登の流れをくむ経世会(現・平成研究会)型の政治家だと言えます。やり手のビジネスパーソンなのでディール(取引)が得意。イデオロギーではなく、現実的な判断をしていくでしょう」

日米同盟の弱体化を危惧する声もあるが、佐藤氏は同盟を維持した上で、ロシアとの北方領土問題はクリントン氏以上に前進する可能性があるとみる。

「歯舞群島・色丹島の返還交渉を進めるためには、日米同盟が重要な要素となる。日米安保条約では、日本の施政が及ぶすべての領域で米軍が活動できることになっています。それを受忍できないロシアのプーチン大統領との交渉が必要になりますが、トランプ氏が日本固有の問題として干渉せず、非軍事の地域になれば、返還が一気に進むことが期待される。クリントン氏よりも融通無碍(ゆうづうむげ)に折り合いをつけられるので、沖縄の基地問題も住民が嫌がっているなら撤退する可能性もある」