小沢一郎の続投を支持する | 逍遥録 -衒学城奇譚-
2009年04月01日 22時40分28秒

小沢一郎の続投を支持する

テーマ:思想録

西松建設(決して西松屋ではない)による“与党大物議員を中心とした多くの議員への巨額献金事件”(註:むしろ表題とすんならこんなカンジだよな)でございます。

ただ今世論の的となっているのが、小沢一郎氏の党首続投についてです。

このコトについて、ボクは党首を辞任する必要はないと考えます。

なぜなら検察は秘書が起訴しましたが、小沢氏については立件するコトはムリと判断しました。

である以上、氏が何らかの罪を犯したかもしれないと考えるのは、個人の想像の範囲内のコトです。

ただの想像で責任ある立場を投げ出すコトの方が、よほど無責任です。

現行の法律で彼の秘書はともかく、彼自身が法を犯していない以上、責任をとる必要は感じません。

また彼の秘書の責任までとらなければいけないなど、あまりに拡大解釈しすぎです。

何より仮に辞任すれば、今度は罪を認めたとデッチあげられてしまいます。


ボクはどんなにキレイでいようとしても、政治家と汚れた金とは、どうあがいたって切っても切れない関係にあると思います。

なぜなら政治とは権力であり、権力の周囲に欲望が群がるのは必然だからです。

ボクは政治家が手にする金については、そこまで潔癖になる必要はないのではないかと思います。

自身の立場に応じた見返りがあるのは余禄であると思いますし、ソレをいちいち追求していってはこの世から共産党の政治家ですら存在しなくなってしまうでしょう。

そしてボクら有権者だってそんなコトはよく知っています。

知っていて、自分たちに都合のよい候補に投票するのです。

みんながみんな、世の中をよくしようとして投票するのではありません。

投票して、そのおこぼれをいただこうとしているモノだって少なくありません。

無論、自らの欲望のために権力を乱用したりするのは赦されるコトではありません。

重要なのは金に酔わずに乗りこなすコトであり、余禄を得る以上に庶民に還元するコトです。

必要なのは、金にキレイな無能者じゃないんです。

余禄を得てなお、多数の国民を幸せにできる手腕なんですよ。


この場合も、小沢氏の手が白いとはやはり思えませんが、それが法の範囲内である以上、ソレで終わりです。

今、小沢氏に辞任を求める国民の声が大きいと聞きますが、いつからみんなそんなに潔癖症になったんだろうってすんごく不思議。

小沢一郎は清らかな乙女なんかじゃないんですよ。

お金も権力も好きな、フツーのオッサンなんですよ。

悪ィコトしてるって、みんな思ってんじゃないの?

何みんないきなり「センセー、小沢クンが悪いコトしました」って帰りの会で糾弾するいい子ブリっ子みたいになってんの?

同義的責任?

そんなの、つまんねぇ精神論じゃんか。


さてソレはさておき、この事件でボクがもっとも大きな問題はメディアが明らかに偏った報道をしているように見受けられるコトだと思います。

特にやほ~なんか見てると、血眼になってるのが3K……産経新聞。

ほとんど一社で世論を誘導しようと、決死の誘導記事の乱発は、必死すぎて笑えます。


* * *


【産経FNN世論調査】「小沢代表辞任を」62% 内閣支持率は上昇


産経新聞社は28、29の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同世論調査を実施した。西松建設の違法献金事件で、公設秘書が起訴された民主党の小沢一郎代表が「代表を辞任すべきだ」との回答は62.3%に上り、秘書が逮捕された直後に実施した前回調査(7、8日)の47・4%を大きく上回った。小沢氏の説明については78・8%が「説明に納得できない」と答えている。麻生内閣の支持率は、20・8%で前回調査から3・8ポイント増え、不支持率は66・3%だった。

 民主党が、小沢代表の続投を容認したことについては「理解できない」が52・1%で、「理解できる」の42・6%を上回った。政党支持率は、自民党が0・9ポイント増の27・5%、民主党は1・7ポイント減の22・2%で前回調査より差が広がった。

 次期衆院選で比例代表の投票先は、民主党が36・4%、自民党が34・7%と拮抗(きつこう)。違法献金事件後も民主党優位の選挙事情は基本的に変わっていないが、民主党と自民党の差は縮まっている。

 麻生太郎首相と小沢氏の比較では、「信頼できるのは」との質問に対し、麻生首相は41・0%(前回比8・3ポイント増)で、小沢氏は28・5%(2・9ポイント減)。また、どちらが首相にふさわしいか」では、小沢氏30・2%(0・4ポイント減)で、麻生首相29・5%(6・3ポイント増)とほぼ並んだ。

 麻生政権の評価では「首相の人柄」を評価するとの回答は32・4%(8・4ポイント増)、「指導力」は11・8%(4・3ポイント増)とそれぞれ上昇に転じた。
(以下略)


* * *


3月30日配信の産経新聞が報道した世論調査の記事 ですが、コレぞまさしく情報操作とも云うべきシロモノです。

元になった調査はコチラ (膨大なためにリンク)です。

これによれば、まず麻生内閣の支持率ですが、20・8%(3・8ポイント増)・不支持率66.3%(4.7%減)と、相変わらずまったく国民に支持されていません。

また支持政党は、自民党27.5%、民主党22.2%と、ほぼ拮抗しています。

つまりあれだけ大騒ぎしておきながら、与党の支持はほとんど増えていないコトになります。

次に麻生政権の評価について、唯一高速道路料金の値下げのみが評価されているだけで、記事でいかにも評価されているように記されている「首相の人柄」と「指導力」は、ともに「評価しない」が60.1%と82.5%と、まったく評価されていないのが現実です。

また麻生首相が高いポイントを得た「信頼できるのは」との質問の次の「どちらが政策がよいか」の質問では政策においても小沢氏の方が高い評価をえているコトが、記事には記されていません。

さらに「代表を辞任すべきだ」との回答は62.3%に上り、78・8%が「説明に納得できない」と答えている一方、民主党が小沢代表の続投を容認したことについては「理解できない」・「理解できる」が52・1%・42・6%とほぼ同数で、回答者の半数は指示しているのが現実です(この設問の違いがよくわからんが……)。

そして検察の捜査が、不適切だと考えているヒトも半数以上です。

いかにも国民のほとんどが小沢氏に「NO!」をつきつけたかのような記事は、公平なものでしょうか?

さらにもうひとつ情報操作の例を、同じく産経新聞の記事から。


* * *


【西松献金】小沢氏秘書、起訴事実認める

2009.3.25 10:55


小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、起訴された会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保被告(47)が、起訴事実をおおむね認めていることが25日、捜査関係者の話で分かった。

 起訴状などによると、大久保隆規被告は平成15~18年、陸山会などが実際には西松建設から受領した3500万円の献金を、西松のダミーの政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」から受けたとする虚偽の記載を政治資金終始報告書にしたなどとされる。

 捜査関係者によると、大久保被告は今月3日に東京地検特捜部に逮捕されて以降、「政治団体が西松のダミーだとは認識していなかった」と一貫して容疑を否認していたとされるが、最近になって、虚偽記載などについて、おおむね認める供述を始めたという。

 一方、西松前社長の国沢幹雄被告(70)は、当初から「政治団体はダミーで、大久保被告も献金が西松からだと認識していた」と容疑を認めていた。

* * *


朝日や読売なんかも同様の報道をしています。

これらの記事に対して、弁護人は「被告が容疑を認めている事実はない」として「十分な取材に基づき、客観的かつ公正な報道を行っていただきますよう申し入れます」とのコメントをしています。

そりゃま、記事だってたまには間違いもあるだろう。

しかし事実と異なる時は、すみやかに訂正なり謝罪なりをするべきでしょう。

ですが、メディアが訂正をしたとか聞かないし、わざわざ捜査関係者(誰?)の発言ってしてるワケだから、誤報ってのは考えにくい。

これではまるでいかにも大久保被告に罪があるように印象を捜査されてしまうじゃないですか?

ヒドイね、あまりに露骨だよ。

この他、法律の範囲内のハナシでも、いかにも違法であるかのように書きたてたりとか、検察(つまり権力側)からの都合のよい情報ばかりを流したりと、何が何でも小沢氏を印象的に犯罪者を仕立て上げようとする思惑が見え見えです。


しかしホッとするのは、コレらメディアの大々的なネガティブキャンペンにも係わらず、多くの庶民が冷静に事実を見すえているように思えるコトです。

政府の広報誌とまで呼ばれる産経新聞の調査ですらこうですから(だから都合のよい部分のみを抜粋して記事にしたのでしょう)、実際の数値は推して知るべきでしょう。

世論調査から読み取れる世論の向きは、今回の件で民主党はかなりマイナスとなったが、その分自公与党に対する信頼はほとんど回復しておらず、小沢氏の説明に対しては納得がいかないものの、今の自公政権はもはやまったく支持されておらず、国民は変化を求めている――と解釈するのが自然ではないでしょうか?

国民は、政治家が甘く考えているほど愚かではありません。


民主党は党内でも揺れているそうです。

小沢氏続投か否か?

ですがボクは小沢氏が党首を辞任する必要は、まったくないと考えます。

考えてみてください。

そもそもボクら庶民の生活を、まったくムシしつづけ、政治の不信をここまで根深くしてきたのは誰でしょう?

民主党や共産党じゃありません。

自公与党です。

ボクはもはや今の自公与党が、国の舵取り役にふさわしいとは思いません。

むしろダメにしてしまいます。

今、再び自公与党に政権運営をまかせるコトは、ボクらの生活の息苦しさを長引かせるだけであり、不安な明日が長くつづくコトに他ならないと思います。

そうならないように、ボクらの暮らしが少しでも豊かであるように。

少なくともあと半年のうちにあるであろう衆院選を目前に、ココは民主党一丸となって、護りぬかねばならない時期ではないでしょうか。

小沢一郎の党首続投を、ボクは強く支持します。

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