今年の新馬・未勝利の勝馬の血統調べがなかなか遅々として進まないので、小ネタだしておきます。

キャロットクラブ、サンデーレーシング、シルクレーシングの3クラブで募集した馬のうち、母種付時の年齢が13歳以上の馬は65頭いました。そのうち、令和7年2月9日までに勝利した馬は18頭(うちノーザンファーム産15頭)。12歳以上で種付けした馬と比べると、やや勝率は低く7%の差は大きいです。

年齢別

区分 頭数 勝利 勝率
13歳未満 202 71 35.15%
13歳以上 65 18 27.69%
267 89 33.33%

これだけ見ると、POGで馬を選ぶなら13歳以上の母馬は避けたくなる。ただし、これは3歳2月までの数字なので、一口馬主となるとまた変わるだろう。こちらは生涯獲得賞金で調べなければならない(調べていない)。

クラブ別内訳

区分 頭数 勝利 勝率
キャロットクラブ 24 5 20.83%
サンデーレーシング 23 9 39.13%
シルクレーシング 18 4 22.22%

圧倒的にサンデーレーシングが抜けている。

一覧(キャロット)

馬名 調教師 生産者 募集
価格
妊娠
期間

年齢
イマージョン アディクティド 高野
友和
ノーザンF 6,000  338  15
クァンタムウェーブ クァンタムミス 松永
幹夫
田端牧場 3,600  349  13
ココアミュレット ココシュニック 稲垣
幸雄
ノーザンF 2,400  319  16
ソルナシエンテ ギーニョ 藤岡
健一
ノーザンF 3,000  345  18
フィドルファドル ヴィートマルシェ 矢作
芳人
ノーザンF 3,000  331  19

一覧(サンデー)

馬名 調教師 生産者 募集
価格
妊娠
期間

年齢
クライスレリアーナ シユーマ 木村
哲也
ノーザンF 5,000  345  13
クロワデュノール ライジングクロス 斉藤
崇史
ノーザンF 5,000  358  18
ジャナドリア ターシャズスター 武井
ノーザンF 3,200  344  15
スモーキーゴッド アガルタ 萩原
ノーザンF 3,600  367  14
ディアナザール ドナウブルー 斉藤
崇史
ノーザンF 7,000  349  13 
トリプルコーク トゥーピー 黒岩
陽一
ノーザンF 4,000  346  19
ブルーミングローズ ローザブランカ 高野
友和
ノーザンF 6,000  363  16
ラヴァブル エピックラヴ 松下
武士
ノーザンF 6,000  340  13
ラッフルズドリーム キングスローズ 宮田
敬介
ノーザンF 5,000  349  14

一覧(シルク)

馬名 調教師 生産者 募集
価格
妊娠
期間

年齢
アーリントンロウ ユメノトキメキ 松下
武士
登別上水
牧場
3,000  359  14
エネルジコ エノラ 高柳
瑞樹
ノーザンF 4,000  344  14
ブルックリンダンス サダムグランジュテ 田中
克典
白老F 3,000  350  13
メランジェ ボシンシェ 田中
ノーザンF 2,000  337  17 

調教師リーディング上位の厩舎なら確実に走るわけではないが、調教師の年齢が高く、リーディング下位の厩舎だと希望は少なさそう(このため、調教師毎の成績分析に取り組んでます)。

一口馬主として出資するなら?

13歳以上の場合、募集価格がそれまでよりも低くなる傾向にあるかどうかよくわからない。でも、価格帯によっては勝率が他と比べて狙えるという相馬眼があれば、収益がプラスになる可能性はあるかなとは思う。

妊娠期間の差を比べようかと思ったが、以前も書いた「330日未満」「360日日以上」は期待値が下がるので、避けたほうがよいか。

それと、クロワデュノール(しつこい)。18歳時の仔で5,000万は母の競走実績やこれまでの仔出しを踏まえて強気だと思ったが、これだけ走れば、募集時に競走能力を相当見込まれていたんだなと感じた。さすがノーザンファームの相馬眼。