「しめの型」に続き「正整(セイサン)」の形が行われました。
こちらも呼吸法を意識した箇所がいくつかあります。
下イラストがその箇所のひとつです。
まず前進しながらの受けの際に呼吸とともに脚から骨盤を締め上げつつ外受けを行っていきます。
昨日の記事のしめの型と異なるのが三戦立ちではなく正整立ちで行われます。
正整立ちは前後に一膝一拳(脛骨の幅プラス拳一個分)の幅を取りますが、両膝を曲げ、前足と後ろ足の体重配分が五分五分であるためその締め上げが可能になります。
前進して外受けを行い、逆突きを行ったあとさらに外受けを行いますが、この時も呼吸に合わせて締め上げていきます。
ここの動作は絞り受け(しぼりうけ)とも呼ばれ、解釈として相手の突きを脇に挟み込む動作も意味します。
この時、締め上げが上手くいっていなければ、相手の腕をホールドしておくことができませんので、その点も注意がありました。
動作としてはその後、またその絞り受けのまま前進動作が入りますが、その前進の中には相手をホールドした状態で膝関節に蹴りを入れる、または足を引っかけて投げや崩しを行う動作が隠されています。
そういった部分も意識しているかどうかでその前進の動作が変わっていきます。
こういったアドバイスもありながら繰り返し動作が行われました。
下イラストはこの形の最後の掬い受け(すくいうけ)の箇所です。
相手の蹴りを受け関節極める箇所でもありますが、こちらも呼吸法を意識して腰から動かしていきます。
相手の体重がかかっているため、手や腕の力だけでは関節極める動きにはなりません。
ここでは骨盤の動きを意識して、縦回転から横回転させながらその動きに合わせて手を動かしていきます。
それに呼吸も入れることでハラからの動きとなります。
その呼吸の部分も意識しつつ動作を行っていきました。
ここからさらに別の形の稽古を行いましたが記事としてはここまでといたします。
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