春と冬が、5:5に | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ
明らかな春の体が、多くなってきました。
 
しかし、東京もまだまだ寒いものです。
まだ雪こそ降ってはいませんが、20日で大寒となり、
東京も寒さの大底をこれから迎えます。
 
 
生物は環境に合わせて行かないと生き残れませんので、 淘汰され絶滅するので、
早いのです。
環境が明らかな変化を起こす兆しを捉えて、 この変化に1段早く対応します。
環境に対して1番柔軟に、かつ早く対応できる生物が、多分私達人類なのでしょう。
だからこそ、地球上の至る所に、進出できたわけです。
 
こんな特徴が生物にあるので、
季節的な寒さが、まだ続いても、
その先を見越して、既に春の変化を、体の中では起こすものなのです。
 
 
東京では、明らかに体の中では、冬よりも春が優勢になりました。
仮に、このまま寒くなって 東京の最高気温が2度や3度位に下がるなら話が別ですが、
そうでもない場合は、このまま春の勢いが進みます。
下がるようでしたら、一旦春は冷凍凍結されます。
 
 
 
今は、冬から春に行く、過渡期です。
冬は、寒さから守ろうとして、身を縮める時季です。
一方の春は、暑さに備えて汗腺毛穴を開こうとして、
体を開く、身を開く時季です。
 
過渡期は、社会でも、会社でも、人間の体でも、混乱が生じやすいものです。
両方の要素を、切り替えて使用することに なるからです。
人間の体も同じで、今の時期は、冬と春の境目の時です。
体は開いて行くのに、寒さの侵入から体を守る必要があるため、
冬用の体より、冬の寒さが、冷えが体の中に入ってきやすい状態です。
 
これが、完全な冬用の体であれば、体が締まっている状態なので、
寒さが入ってきにくいし、入ってきても排泄しやすくなるのです。
このために、変に冷えたりする人も多くなります。
 
 
 
しかし、体は既に春が優勢なので、
冷えを解消しようと、単純に熱刺激・脚湯をしたり、熱い風呂に入っても、
すっきりしない部分があるのです。
冷えを排泄することも必要なのですが、
それよりも春の動きに乗った方が解決が早いのです。
 
同じくして、
冬で乾燥して下痢をしたり、吐き気を催す人が毎年、冬には現れますが、
今、この時期であれば、保湿や水分摂取は必要ですが、
まずは春の動きに乗らないと、回復が遅くなるのです。
人間の体は、まず今のその季節に乗ることが必要なのです。
今のその季節に乗って、初めて回復は始まるのです。
 
今の季節の動きを無視してしまうと、
例えば、転んだ怪我の跡も、治りにくいのです。
怪我の急処も整体にはありますが、そこを捉えても、
季節に乗り遅れた分を解消しないと治りにくいのです。
ここが生物と、物の違いです。
 
例えば、このパソコンやスマホは、物ですから、
季節に乗るとか、乗らないは関係ないですよね。
冬か春か夏かによって、修理の仕方が違う事はないです。
同じ故障には、どの季節であっても、同じ修理の仕方になります。
 
しかし、人間の場合には、全く違うのです。
まずその時の季節に、 体を対応 できるように整える必要があります。
季節に載せないと、何をしても元の木阿弥に戻るからです。
 
 
ということで、
春の体操、足首の体操が今はとても大事です。
ご存じない方はまずは足湯をして、湯の中で足を回すようにしてください。
 
この寒い中で春が始まるので、花粉症もひどくなると言えます。
何はともあれ、季節に乗ることが、第一です。
まずは、季節に乗ってください。
 
 

(感謝)
    
   
セルフ整体道場・新宿天心會   吉田直樹 拝
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