今期は暖冬と言われていますが、要所要所で強烈な寒波に見舞われています。
こういった気候では寒さと同時に乾燥も気をつけたいところです。
二宮整体では水分をしっかりとるよう指導していますが、中には反発される方もいらっしゃいます。
「トイレが近くなるので困る」と。
今回はこの症例について書いていきます。
上記の方が言うように単純に水分をとったからといってトイレが近くなるわけではありません。
もちろん一度に1リットルや2リットル無理をして飲めば話は別ですが。
私共がオススメしているのは、飲むというよりも口の中を潤すようなやり方です。
少量の水をこまめに何度も繰り返して。
そうすることで、胃に溜まってチャポチャポなったりせず吸収されていきます。
もしもこの飲み方でもトイレが近くなるというなら、それはもはや身体の異常です。
詳しく話を訊いてみますと何度もトイレに行くわりには、量はあまり出ていないと言われます。
つまり排尿自体は滞っているのです。
身体が冷えて乾燥しているために。
左の骨盤を引き締める基本操法を行った上で、足の冷え調整点、胸椎11番左一側、胸椎10番三側に輸気をします。
そして排尿の一番の急所である左内腿の中心にある利尿調整点に輸気をします。
排尿が滞っていると必ず硬直しています。
触診するとかなりの圧痛を伴うこともあるので、いきなり動かしたりせず緩む間でじっくりと輸気をします。
硬直が緩めば排尿の状態も変わってきます。
後はしっかりとお水を飲んでおけば、今の時期でも快適に過ごすことができるようになります。