甲状腺ホルモンは体の代謝を良くし、子供を心身ともに発育させ、大人を元気にします。
甲状腺ホルモンが出過ぎると、心臓はドキドキ、体温は上がり、汗かきになり、腸は動き過ぎで下痢気味、食べてもすぐにエネルギーにされるので痩せて、すぐに疲れてしまうという困った事態になります。
甲状腺ホルモンが出過ぎる病気をまとめて甲状腺機能亢進症といいますが、その中でも代表的な病気がバセドウ病です。
自己免疫疾患で、抗体が自分の甲状腺を異物とみなして攻撃し、刺激された細胞が過剰に甲状腺ホルモンを放出してしまう病気です。
20~30代の女性に多い疾患です。
逆に甲状腺ホルモンが減る病気を甲状腺機能低下症といいます。
代謝が悪いので寒がりになり、便秘をしたり、髪が抜けたり、精神的な活動も鈍くなりやる気が起きなくなります。
甲状腺機能低下症で多いのは橋本病です。
これも自己免疫疾患で、バセドウ病とはまた違うしくみで甲状腺が破壊されます。
橋本病も圧倒的女性、特に中年以降の方に多いのですが、更年期障害と思われ放置されていることがあります。
子育てや家事、仕事など日々忙しく過ごしていて自分のカラダのことを疎かにしてはいませんか?
たまには自分のカラダ大切にしてあげる時間も必要ですよ。