整体師をやっていて、来院者さんの痛みが取れないと頭を悩ませます。

見立ての間違い、技術の未熟さ、そもそも改善までに時間がかかる症状など、色々な理由がありますが、そんな中で気づいた事もあります。

それは...

「とってはいけない痛みがある」

という事。

以前、腰痛、肩の痛み、頭痛、全身の倦怠感など、症状のオンパレードのような30代の男性が来院された事がありました。

お話を聞くと、睡眠時間を削って一日20時間働いておられました。

そりゃあ痛みは取れませんがな。

身体が「休ませてくれ!」と必死の訴えを「痛み」として表現していたのですから。

もし、私が神業的な施術でその方の痛みを一回ですべて取ってしまっていたら...

その方は過労で亡くなられていたかも知れません。

私としては

「休まないと症状は改善しませんよ」

と言って、筋肉を緩める施術をしました。

が、当然、症状は改善しません。

そりゃあそうです。

痛みが取れたらまたその方は、変わらずハードワークを続けるでしょうから。

身体が痛みを出してブレーキをかけているのですから、それを外すのは迷惑以外の何物でもない訳です。

それは、スポーツ選手などの筋肉疲労も同じです。

休む時に休まないと、身体は傷ついたまま回復しないのですから。

トップアスリートの方は、トレーナーがついて身体のケアをします。

それで激しい運動を続けられるのですが、それでも無理がたまると身体を壊し、早期に現役引退となります。

以前、有名な元プロ野球選手のピッチャーだった方を施術させていただいた事があります。

その方は、両方の肩甲骨の高さが違い、左右の筋肉のつき方もアンバランスで「肩が上がらない」と痛みを訴えておられました。

運動選手が身体の痛みをだましだまし選手活動を続けるのは仕方のない事でしょう。

それでも現役引退後の人生の事を考えるならば、無理は禁物だと思います。

以上、身体の痛みをとることが、その人にとって必ずしも良い事ではないケースがあるというお話でした。

 

 

 

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