整備記録:ディスクグラインダーのベアリングを交換する | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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こんにちは。たぬきです。


無双の共金を切ろうと骨董品のディスクグラインダー出してきました。回してみると刃が数mmブレてます。

うーん、ベアリングが死んでるかも。


これは多分'80年代の製品じゃないかな。
銘板も擦り切れていて読めません。

バラしました。

やっぱりベアリングが死んでました。
リテーナが粉々になっています。40年?よく持ったね。

大量の古いグリスを取り除いて出来るだけきれいにします。パーツクリーナーを吹きたい所だけど、変な所へ浸透して行くかもしれません。これは怖いので拭取りまでで止めます。

新しいベアリングを取付けてから元に戻します。

鍋ネジ3本で止まっているのがベアリングを固定するプレート。この中に6001が圧入されています。

半月型のキーをセットして、
ベベルギアを打ち込みます。ソケットレンチのコマを置いて木槌で叩込んでます。次に608ベアリングを打ち込みます。これでこのユニットは完成。グリースをたっぷり塗布してから、さらにギアボックス内にもグリースを給脂してから元通りに組み立てます。

その後動作確認を行います。
結果、かなり静かになりました。恐らくベアリングのガタが無くなった事と、グリースが歯面に十分に行き渡った事の相乗効果でしょう。
これでまた当分使えますね。骨董品ですがまだまだ働いてもらいます。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。