錐:三ツ目錐を仕込む | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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こんばんは。たぬきです。

三ツ目錐を仕込みました。
これが三ツ目錐。絵人間さんから頂きました。出所は土田刃物さんかな🤔
今日日、錐の穂だけ頂くのも珍しいかと。そもそも、錐の穂を見た事ある方がどのくらいらっしゃる事やら。


錐の穂のアップ。有名なあらいの錐です。

柄は栂にしました。
角材を旋盤に見立てた電気ドリルて丸くします。

丸くなったら、他の錐の柄と同じ長さに切り出してペーパーでさらに真円に近くなるように削ります。
次に穂を差し込む所の中心を罫書きます。
そして、写真下から2番めの四ツ目錐で中心を掘ります。

少し掘っては穂を差し込んでみてセンターを探ります。だんだん深くして、あと6ミリくらいになったら、最後は柄尻を叩き込んで完了です。
次に、穂がセンターに来るように半丸状の竹釘を穂の周りにうちこんで固定します。竹釘が抜けないように柄とのあいだに瞬間接着剤を浸透させます。

転がすとこんな感じ。

さぁ、この仕込みは問題ないのでしょうか?週末にさる刃物屋さんで聞いてこようと思います。

と言った所で今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。