一条 誠志郎の
本日の天文と暦と誕生石の解説

西暦2021年(和暦令和3年)
1月9日 土曜日
(旧暦:西暦 貳阡廿年 霜月 廿陸日)

━━天文━━━━━━━━━━━

東京
日の出 6:51
日南中 11:48
日の入 16:45
月の出 2:24
月南中 7:49
月の入 13:08

━━暦━━━━━━━━━━━━

干支:丁巳
五行:比和
九星:七赤
六曜:赤口

━━中段━━━━━━━━━━━

七十二候:芹乃栄(せり すなわち さかう)
十二直:定(さだん)
二十八宿:柳(りゅう)

━━下段(選日・暦注など)━━━━

◯吉日
母倉日
●凶日
八専
◎その他
重日

━━旅行・結婚・引越など━━━

旅行★★★
結婚★★★
引越★★★

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暦解説

▣天文(てんもん)
10時10分
月が赤道通過、南半球へ
◉太陽星座(たいようせいざ)
♑TheGoat(ゴート)
Capricorn(カプリコーン=山羊座)
Aigokeros(アイゴケロス=磨羯宮)
◎月齢(げつれい)
正午月齢 25.4
🌘二十六夜(にじゅうろくや)
(25日目)
◎月星座(つきせいざ)
♏ TheScorpion(スコーピオン)
Scorpio(スコ-ピオ=蠍座)
Skorpios(スコルピオス=天蠍宮)
↓20:15
♐ TheArcher(アーチャー)
Sagittarius(サジタリアス=射手座)
Toxotes(トクソテス=人馬宮) 
◎VT(VoidTime=ヴォイドタイム)
ヴォイドタイムとは西洋占星術に基づいたもので、惑星が他の星とアスペクト(0度,60度,90度,120度,180度など意味のある角度)を最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間の事で、月の働きが弱まり影響力が無効化される時間帯と云われていて、重要な決定事項は避けた方が良いと言われています。
※この時間帯には願い事は避けましょう。
10:58→20:14

▣干支(えと)
十干(じゅっかん:甲·乙·丙·丁·戊·己·庚·辛·壬·癸)と十二支(じゅうにし:子·丑·寅·卯·辰·巳·午·未·申·酉·戌·亥)の組み合わせから成り、60種類を1周期とする数詞で、暦を始めとして時間や方位など、事柄の順序に用いられています。
◉歳干支
○庚午(こうご/かのえうま)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で7番目の干支で60日に一度巡って来ます。
◉月干支
◎己丑(きちゅう/つちのとうし)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で26番目の干支で60日に一度巡って来ます。
◎日干支
◎丁巳(ていし/ひのとみ)
丁巳は十干と十二支の60種類の組み合わせの中で54番目の干支です。
十干は「丁(てい/ひのと)=火の弟(ひのと)」つまり『火の陰』の事で、十二支は「巳(し/み)=蛇(ヘビ)」で『陰の火』の性質の為、干支の五行は同じ性質の組み合わせの関係性の為、「比和」です。
◆五行(ごぎょう)
*火行比和(かぎょうひわ)
◎比和(ひわ)
同じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◉歳家九星
七赤金星(しちせききんせい)
本日は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[歳破]午(南)
◉月家九星
☆六白金星(ろっぱくきんせい)
本日は、六白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :六白金星
酉(東) :四緑木星
坤(南東):五黄土星
午(南) :一白水星
巽(南西):三碧木星
卯(西) :八白土星
艮(北西):七赤金星
子(北) :二黒土星
乾(北東):九紫火星
*乾(戌亥)/西北
[月破]未(南南西)
◎日家九星
☆七赤金星(しちせききんせい)
本日は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[日破]亥(北北西)
本命星の相性
○相生(そうじょう)
一白水星(金生水)
二黒土星(土生金)
五黄土星(土生金)
八白土星(土生金)
五行の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
●相剋(そうこく)
三碧木星(金剋木)
四緑木星(金剋木)
九紫火星(火剋金)
五行の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◎比和(ひわ)
六白金星(金行比和)
七赤金星(金行比和)
じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣六曜(ろくよう)
六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦五月(皐月:さつき)と旧暦十一月(霜月:しもつき)の朔日(ついたち)からは「大安」から、大安→赤口→先勝→友引→先負→仏滅→大安の順に廻ります。
●赤口(しゃっこう)
赤口とは羅刹神(らせつしん)と呼ばれる悩みを撒き散らす恐ろしい鬼の事で、赤舌日(しゃくぜつにち)とも言われ、「火の元に気をつけろ」という意味があります。何事をするにも悪い日で、特に祝い事や訴訟、契約などは大凶で、朝夕は凶ですが、正午のみ吉です。
*祝い事に悪い
*朝・夕:凶
*正午:吉

━中段━━━━━━━━━━━
暦の中段は、江戸時代にあった『かな暦』の中段に記され日々の吉凶を占った事から、今日も略して中段と呼ばれ、用いられています。

▣七十二候(しちじゅうにこう)
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間の事です。
小寒 初候
芹乃栄(せり すなわち さかう)

▣十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
○定(さだん)
善悪が定まって留まる日の意味で引越し、婚礼、建築、雇用、買物、祈祷には吉日です。但し、旅行、木の植替え、訴訟、出向などは凶です。
*小吉

▣二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
△南方・朱雀(すざく)
○柳宿(りゅうしゅく)
【ぬりこぼし】
☆距星:海蛇座δ星
物事を断るのには吉日です。結婚や新しい事を始めるには凶です。

━━下段(選日・暦注など)━━━━
暦注は、旧暦の暦に記載された様々な事柄の総称で、暦は元々、年月日の全てが十干と十二支の組み合わせが基本でした。

◯吉日
○母倉日(ぼそうにち)
母が子を育てる様に、天が人々を慈しむ日です。特に婚姻に良い日とされています。
●凶日
●八専(はっせん)
日の干支を基にしていて、選日の一つで、日の干支が甲子の日から癸亥まである十干十二支の中の49番目の「癸子」から60番目の「癸亥」の12日間で、干と支の性質が同じ組み合わせが多く、1年に6回あります。
気が傾きつり合いが取れず、順調に進まないという凶日で、雨の日が多く仏事などを忌む。
干と支が共に同じ五行となるものが壬子(水)・甲寅(木)・乙卯(木)・丁巳(火)・己未(土)・庚申(金)・辛酉(金)・癸亥(水)と8つある為、八専と称されています。
◎その他
◎重日(じゅうにち)
日の干支の「巳」と「亥」の日で陽または陰が重なる日です。吉事を行えば吉事が重なり、凶事を行えば凶事が重なる日。結婚は再婚に繋がる事から凶とされています。

━━誕生石━━━━━━━━━━
◎1月9日の誕生石
△GrossulariteGarnet
(グロシュラライト・ガーネット=灰礬柘榴石:かいばんざくろいし)
▽宝石言葉:「愛の達成」
▲ネソ珪酸塩の柘榴石(ガーネット)群に属する鉱物の一種で、名称のグロシュラとは、ラテン語の「Grossularia(西洋酸塊:せいようすぐり)」に由来し、色のバリエーションの中から不透明~緑色のものを指し、硬度、屈折率が高い宝石です。
組成式はCa3Al2(SiO4)3で表され、純粋なものは無色であるが普通は少量の灰鉄柘榴石および灰柘榴石成分を固溶体として含み淡褐色~淡緑色を呈する。
ケニアからはクロムを含む濃い緑色を呈したGreenGarnet(グリーン・ガーネット=緑柘榴石)を産する事があり、透明度の高いものはTsavolite(ツァボライト)の名の宝石で呼ばれています。
Garnet(ガーネット=柘榴石)は、ネソ珪酸塩鉱物のグループの名称です。
◎AlmandineGarnet(アルマンダイン・ガーネット=鉄礬柘榴石)
Fe2+3Al2(SiO4)3
変成岩、火成岩、ペグマタイトなどに産する。
◎PyropeGarnet(パイロープ・ガーネット=苦礬柘榴石)
Mg3Al2(SiO4)3
◎SpessartineGarnet(スペサルティン・ガーネット=満礬柘榴石)
Mn3Al2(SiO4)3
マンガン鉱床に産する。
◎AndraditeGarnet(アンドラダイト・ガーネット=灰鉄柘榴石)
Ca3Fe3+2(SiO4)3
スカルンに産する。
◎GrossularGarnet(グロッシュラー・ガーネット=灰礬柘榴石)
Ca3Al2(SiO4)3
スカルンに産する。
◎Uvarovite(ウバロバイト=灰クロム柘榴石)
Ca3Cr2(SiO4)3
クロム鉱床に産する。
◎knorringite(ノーリンジャイト=苦土クロム柘榴石)
Mg3Cr2(SiO4)3
◎Majorite(マジョライト)
Mg3(Fe,Al,Si)2(SiO4)3
◎Calderite(カルディライト=満鉄柘榴石)
(Mn2+,Ca)3(Fe3+,Al)2(SiO4)3
◎Momoiite(モモイアイト=桃井柘榴石)
(Mn2+,Ca)3(V3+,Al)2(SiO4)3
桃井斉博士に因む。
◎Goldmanite(ゴールドマナイト=灰バナジン柘榴石)
Ca3V2(SiO4)3
◎Kimzeyite(キンジアイト=キムゼイ柘榴石)
Ca3(Zr,Ti)2(Si,Al,Fe3+)3O12
◎Morimotoite(モリモトアイト=森本柘榴石)
Ca3TiFeSi3O12
森本信男に因む。
◎Hibschite(ヒブシュアイト=ヒブシュ柘榴石)
Ca3Al2(SiO4)1.5-3(OH)6-0
◎Katoite(カトーアイト=加藤柘榴石)
Ca3Al2(SiO4)3-x(OH)4x
加藤昭に因む。
●Schorlomite(ショーロマイト=チタン柘榴石)
独立種ではなくチタンを含んだAndradite(アンドラダイト=灰鉄柘榴石)がこの名前で呼ばれる。
▼『グロシュラライト・ガーネット』は、高い癒し効果があると言われ、ガーネット属の友愛のパワーの効果が期待できます。