お正月は、年神様がいる一週間で、1月7日までを『松ノ内』と言いますが、鏡餅、門松、松飾り、注連縄(しめなわ)、破魔矢などの『お正月飾り』は、関東地域では6日の夜から7日の朝に片付ける事が望ましく、関西地域では、だいたい15日くらいで片付けます。
『お正月飾り』の処分をする際に、ゴミ箱に捨ててしまう事は、年神様に対して失礼に当たりますのでお止め下さい。
神社や寺院で購入されたお正月飾り』であれば、購入された神社や寺院にお持ちになり『お焚き上げ』をしてい焼いて貰います。
『お焚き上げ』とは、1月15日の小正月(こしょうがつ)の行事で『どんど焼き』とも呼ばれる、正月の松飾り、注連縄や・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です。
購入した神社や寺院でやっていれば、15日まで保管して置き、焼いて貰いましょう。
もし、焼いて貰う事が出来ない様でしたら、ゴミ袋に直接入れる事は避けて下さい。
神様に関する道具の処分方法は、どの宗教でも大抵は、Purification(ピューリフィケーション=浄化)をしてConsecration(コンセクレーション=聖別)をします。
つまり、穢(けが)れを祓(はら)い、神聖なものとして区別する訳です。
鏡餅は、11日の鏡開き迄、不敗や黴が発生しない様に保管して下さい。
その際に切ったり割ったりしない様にして下さい。
それ以外のお正月飾りは、次に挙げ方法で処分します。
先ず、紙を広げて、その上にお正月飾りを置きます。
次に、上から左・中・右に塩を振り掛けて清めて下さい。
塩で清め終えたら、紙でお正月飾りを包みます。
この状態で、ゴミ袋に入れますが、聖別(通常のものと区別し、神聖視する事)のされたものを他のゴミと一緒にすると、穢(けが)れてしまい、清めた意味がなくなるので、一緒にしない様にして下さい。最後に、感謝の気持ちを込めて再度、袋の上から塩で清めて、手を合わせて下さい。
これをしておけば、ゴミとして処分をしてもOKです。